春だけの限定公開!相模原「城山かたくりの里」に咲く約30万株のかたくり
相模原市|【更新日】2023年4月19日

相模原市にある城山かたくりの里は、個人所有の山林の一角にある自然スポット。
かたくりの花が咲き誇る3月から4月にかけ、限定で一般に公開されます。
園内には約30万株ものかたくりの花が自生しており、1994年には「かながわの花の名所100選」に選定されました。
今回はそんな「城山かたくりの里」の見どころをご紹介します。
目次
「花マップ」を片手にいざ散策!かたくりの群生地帯へ
かたくりの花の寿命は一週間…
かたくりの花は、多年草と呼ばれ花を咲かすまで8年ほどかかると言われています。
生育環境さえ良ければ数年花を咲かせることが可能ですが、開花できるのは一年のうちたったの一週間。時期が過ぎるとまた次の年の開花に備えます。
かたくりの花の儚い寿命を知ると、開花の一瞬に遭遇できるのがとても貴重な経験に感じますね。
紫色の「日本かたくり」に代わって、4月は外来種の「黄花かたくり」が見頃を迎えるようです。
見所はかたくりの花の群生地帯
受付にある「城山かたくりの里 花マップ」には、群生地帯や山野草の位置が分かりやすく記載されています。
園内には、日本かたくりの群生地帯が3箇所、黄花かたくりの群生地帯が4箇所あります。
3月下旬時点の日本かたくりは6分咲き程度でしたが、群生地帯では紫色の絨毯のように美しく咲き誇っていました。
多くの人がカメラを構えてその様子を納めていましたよ。
突然変異で咲く珍しい「白花かたくり」もちらほらと
群生地で稀に見られると言われる突然変異で咲く「白花かたくり」も見られます。
白花かたくりは花弁だけでなく雄しべまで白色。
出現率は諸説あり、1万本から10万本に1本の割合とされているようですが、当日は3株程度の白花かたくりを見ることができました。
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約100種類の山野草を愛でながらプチハイキング
かたくり以外にも見頃を迎えた花がたくさん
散策ルートに入ると直ぐに、可愛らしい「紅みつまた」が目にとまりました。
園内にはかたくりだけでなく、約100種類もの山野草が自生しています。
みつまたは黄色が一般的ですが、紅みつまたの花を咲かせた姿は赤い毬のようで、違った華やかさがありますね。
色の移ろいを楽しめる立派な淡墨桜も満開に
奥に進むと、立派な「淡墨桜」がちょうど満開を迎えていました。
始めは薄いピンク色の蕾が、満開になれば白色、最後の散り際には淡い墨色に変化を見せる様子から、「淡墨桜」と名づけられたそうです。
蕾から最後の散り際まで、色の移ろいを楽しめる珍しい桜です。
一足ごとに見える景色が変化し、それぞれに見頃の花々が出迎えてくれるので飽きることなく散策を楽しめます。
歩き疲れたらベンチで一息
遊歩道が整備されており比較的歩きやすくなっているものの、園内の広さは2000平方メートル以上。
少し勾配もあり、夢中で散策していると歩き疲れてくることもあると思います。
そんな時は、所々にベンチが設置されているので休憩もできますよ。
かたくりの花と春の山野草を愛でに「城山かたくりの里」へ!
広大な自然の中を散策できるスポット「城山かたくりの里」。
4月は黄花かたくりが見頃のようですが、他にも見頃を迎える花々を見ることができます。
春の暖かな日差しの中で美しく咲き誇る花々に心を癒されに、ぜひ訪れてみてくださいね。
「城山かたくりの里」へのアクセス
- 【住所】
神奈川県相模原市緑区川尻4307
【料金】500円
【駐車場】無料
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。開園期間にもご注意ください。