静かで厳かな雰囲気漂う「神の道」を通り絶景スポット三保松原へ
静岡市|【更新日】2023年4月9日

静岡市の清水区にある「神の道」は、天女の羽衣伝説で知られる御穂神社の参道です。参道に植えられている松はなんと樹齢200年から400年!
また神の道を歩いて行った先には、約3万本の松林が広がる「三保松原」があります。天気が良い日は裾野を広げた富士山が望める絶景スポットです。
目次
御穂神社から羽衣の松に続く「神の道」
神の道の名称は「神様が通る道」に由来しています。
御穂神社のご神木でもある羽衣の松に降臨された神々たちが、御穂神社へ行くために通る道とされていました。
「神の道」と書いてある案内板が神域への入口。樹齢200年から300年の歴史と風情ある松並木を歩き、湧き上がるたくさんのパワーを感じてくださいね。
三保松原を目指して歩く。神秘的な「神の道」
厳かな雰囲気の松並木を進む
神の道は松の木の保全として、松の根を踏まないように木道に整備されているので歩きやすく、バリアフリーなので車いすでも安心して通れます。
直線に伸びる神の道は外が暗くなってくるとライトアップが行われ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気が楽しめますよ。
三保松原に関する案内板がたくさん!
神の道には案内板が複数カ所にあり、三保松原に関係する歌や物語が書かれています。
約500mの神の道をゆっくりと歩くと個人差はありますが10分程なので、案内板を読みながら三保松原や神の道の歴史を感じつつ、のんびりと歩いていくのがおすすめですよ。
音声ガイドや松1本1本の情報が得られるアプリも配信されており、そちらを使うとより楽しめるかもしれません。
樹齢200~300年の圧巻の巨木たち
立派な松並木を歩いていると、神の道の中でもひときわ大きな松の木が現れます!
支柱に支えられて立つ老齢大木が、神の道を通る人々を見守ってきたと思うと感慨深い気持ちになりますね。
一息つける休憩スペースも
神の道の途中にはベンチが設置されたスペースが数カ所あります。神聖な空気の中、晴れた日にはベンチに座り一休みするのも気持ちがよさそうですね。
案内板を読んだり休憩しながらゆっくり進むと、松原の手前左手にみほしるべがあります。
神の道の松のこと、御穂神社のいわれなども紹介しているので、ぜひご見学ください。(年中無休、入館無料)
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一度は訪れたい!絶景スポット「三保松原」
富士山と松原の織りなす風景
三保松原は約5㎞の海岸沿いに推定3万本の松が生い茂る日本でも有数の松原で、2013年に富士山世界文化遺産の構成資産に登録されています。
日本三大松原のひとつの三保松原は絶景スポットとしても有名ですが、撮影日はあいにくの曇り空。
雲がとれると海岸と松原の奥に富士山が望める美しい景色を見ることができます。
富天女が舞い降りたとされる「羽衣伝説」
三保松原に伝わる「羽衣伝説」は知っている人も多いのではないでしょうか。
漁師が一本の松にかけられた美しい羽衣を見つけて持ち帰ろうとすると、天女が舞い降りてきて返してほしいと言いました。
羽衣を返す条件として天女は舞を披露し、返してもらった羽衣とともに天上へ帰っていったという言い伝えです。
そしてその美しい羽衣がかけられていたのが三保松原のシンボル、羽衣の松です。
現在の松は3代目で樹齢約300年。幹回りは約3.7mで三保松原でも最大級の羽衣の松は必見です!
神秘的な神の道から絶景を見に三保松原へ!
この周辺はパワースポットとしても知られるエリアで、休日の日中は混雑する場合があります。
午前中の早い時間なら人も多くないのでゆっくりと澄んだ空気の中、神の道から三保松原を歩くことができておすすめですよ。
心が洗われるような神の道と富士山の絶景ポイントがある三保松原。静岡県の清水エリアにお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
神の道へのアクセス
- 【住所】
静岡市清水区三保
【料金】なし
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。