九十九里の特産品が集まる「海の駅九十九里」イワシと九十九里の歴史も!
千葉県|【更新日】2023年4月12日

九十九里ならではの特産品をはじめ、地元野菜や千葉県の名品がそろう「海の駅九十九里」。
おいしい海の幸が堪能できるフードコートでは、魅力的なメニューが勢ぞろい。
館内には江戸時代から続くイワシ漁と九十九里浜に関する歴史や、イワシに関する知識がタメになる「いわし資料館」も。
見どころいっぱいのスポットをご紹介します。
目次
おいしい海の幸が楽しめるフードコートでお腹いっぱいに
新鮮なお刺身と天ぷらが味わえる「葉武里」
「葉武里」では九十九里地域の郷土料理を楽しめます。
勝浦産の金目鯛がまるごと味わえる「金目鯛姿煮定食」など、どのメニューもとっても魅力的。
今回は店名を冠した「葉武里定食」をいただきました。
定食はぷりっぷりのお刺身とサクサク天ぷらが楽しめます。
お刺身は噛みしめるほどに、魚の旨味が口いっぱいに広がりました。
天ぷらになった魚のおいしさも格別で、大満足の定食です。
焼きはまぐりなど単品メニューを楽しむのもおすすめ
鮮度バツグンのいわしが天ぷら、刺し身、煮付けで味わえる「いわし御膳」をはじめ、バリエーション豊富な定食メニューが揃う「わたしの店」。
定食メニューのほか、焼きはまぐりや伊勢海老のお造りなどの単品メニューも充実しています。
ソフトクリームなどのデザートもあるので、おいしい海鮮を思う存分味わったら甘い物でしめるのも良さそう。
※「わたしの店」のみ水曜定休です。
和食だけじゃない!海の幸を使った洋食メニューも
自家製オイルサーディンを使ったいわしピザなど、九十九里の食材をイタリアンで楽しめる「ALBA99」。
元ホテルオークラグループ総料理長・ムッシュ高木シェフが監修したお店です。
九十九里産はまぐりが味わえるパスタやシーフードグラタンなど、洋食メニューが充実。
ピザはテイクアウトもOKなので、持ち帰りにしてピクニックやお家で楽しむのも良さそうです。
土日祝や大型連休に行くならオープン直後を目指すべし
ランチは周りと時間をずらして行動するのがポイント
海の幸が満喫できる「海の駅九十九里」のフードコート。
施設スタッフの酒井さんの話では、土日休日のランチタイムは12時〜2時ごろまで混雑することもあるそう。
フードコートオープンの10時を狙うと、スムーズに食事ができるので狙い目ですよ。
雨の日は客足が落ち着く傾向にあるそうです。
食事と買い物目当てなら、あえて雨の日を狙っていく裏技も。
いろいろなメニューを食べられるフードコートの醍醐味
2階はフードコートになっているので、グループで行っても好きなものを同時に食べられます。
単品メニューもあり、グループであれこれ食べても楽しそうですね。
お魚が苦手な方向けに、お肉などを使ったメニューもありました。
取材日はちょうど春限定メニューも。
「桜鯛」を使った旬メニュー、かわいい桜色の「SAKURA・FiZZ&FizzFloat」など。食を通じても季節を感じました。
ワンちゃん連れに嬉しい!ペットOKのテラス席あり
テラス席にはペットOKのスペースがあるので、ワンちゃんと一緒に食事が楽しめます。
取材時は平日だったものの、午前中からワンちゃん連れのお客様の姿が。
館内はペット入室不可ですが、外階段からテラス席にいくことができますよ。
ワンちゃんネコちゃんのイラスト入りで「ペット可」のシールがついた座席が利用OKです。
その土地の魅力がつまったお土産コーナーは絶対立ち寄りたい
九十九里ならではのお土産、いかがでしょうか?
せぐろいわし(別名:カタクチイワシ)のごま漬けは九十九里の郷土料理。
いわしを塩や調味料で漬け込んだ料理で、おかずや酒の肴として昔から親しまれています。
さっぱりした味ですが、黒ごまと生姜の香りが程よいアクセント。
いわしの歯ごたえと、黒ごまのプチっとした食感が楽しい郷土料理、ぜひ味わってみてくださいね。
クーラーボックス持参でおいしい海の幸をお持ち帰り
1階直売所のとなり「矢仲水産直売所」では、片貝漁港で水揚げされた鮮度バツグンのお魚たちを扱っています。
新鮮なイワシ、はまぐり、ながらみなど地元の名物も多数。ほかにイワシの丸干しなど、加工された海産物も。
取材日も朝から新鮮な魚を買い求める人が訪れていました。
海の駅公式サイトの営業カレンダーから、営業日が確認できますよ。
千葉県の特産品「落花生」など県内の魅力あふれる商品も
1階直売コーナーでは、千葉県のおいしいものが集まっています。
メディアでも話題の「HAPPY NUTS DAY(ハッピーナッツデイ)」のピーナッツバターや、寒菊や梅一輪など地元を代表する地酒など。
採れたて野菜は地元住民からも人気で、取材日も新鮮野菜を購入する方が続々と訪れていました。
観光のお土産はもちろん、ご自宅用に購入も良さそうですね。
九十九里といわしのふかーい関係、知りたくありませんか?
いわしの力強い泳ぎ、時間を忘れて見てしまうかも
お次は「いわし資料館」をご紹介。
資料館の入口には、たくさんのいわしたちが泳ぎ回る水槽があります。
約3,000匹の力強い泳ぎは、見ているだけでパワーをもらえそうな気分。
実はこの水槽、2019年の台風15号の影響で一時お休みをしていました。
見事復活した資料館の目玉展示。子どもも大人も思わず足を止めて、キラキラ光るいわしに釘付けです。
これで船ができるなんて!船大工道具から感じる職人魂
いわしの歴史や九十九里との関わりを写真、パネル解説などで分かりやすく展示している資料館。
いわし漁に出る船をつくるための船大工道具、見たこともない形のノコギリなど、興味をそそられるものばかり。
「いったいどうやって船造りをしたのだろう?」と気になって、思わずその場で調べてしまいました。
職人の技が集まったいわし漁船、ぜひ生で見てみたかったです。
江戸時代から?いわしがもたらした九十九里の発展
いわしが住みやすい場所、それが九十九里です。黒潮が九十九里の沖を通り、プランクトンが豊富なことで江戸時代からいわし漁が栄えてきました。
食べるだけでなく、農業肥料としても人気だったいわし。
江戸時代中期には日本全体の三分の一の漁獲量をほこるなど、まさにいわしによるゴールドラッシュだったそう。
江戸時代から大漁祝いの参拝で着用されていた万祝など、いわしにまつわる歴史も見どころですよ。
なんと日本でここだけ!ブルーが映える真っ青なポスト
ポストといえば赤色が浮かびますが、「道の駅九十九里」には真っ青なポストが。
海や空をイメージさせる鮮やかな青いポスト、なんと全国でもここにしかないレアなカラー。
ポストの色は赤ではいけないという決まりはないようで、全国には黄色や白、オリーブ色などカラフルなポストたちがあるそうです。
昭和時代に設置されていた速達ポストの青とは一味違う、海辺の青色ポストは必見ですよ。
「海の駅九十九里」までは車でのアクセスがおすすめ
「海の駅九十九里」ですが、近くにバス停があるものの、本数が非常に少ないため注意が必要です。
バスが発着している東金駅も、外房線大網駅からの乗り換え本数が1時間1〜2本程度。
自家用車、またはレンタカー利用がおすすめです。
車の運転に自信がない方は、東金駅、または成東駅からタクシー利用を。
九十九里の特産品いわしをはじめ、おいしい海産物がそろう海の駅
ワンちゃん連れOKでおいしい海鮮が食べられる「海の駅九十九里」。
土日祝日や大型連休は、朝からたくさんの観光客でにぎわう人気スポットです。
白子など周辺エリアでイベントなどがあると、平日でも混雑する日も。
ドライブがてら立ち寄る方も多く、駐車場に入る渋滞が発生することもあるので注意が必要です。
ぜひ開店の9時を目指して向かいましょう。
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海の駅九十九里へのアクセス
- 【住所】
千葉県山武郡九十九里町小関2347-98
【料金】 無料
【駐車場】あり(無料)
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。