いすみのおすすめピクニックスポット!「万木城跡公園」と「ベッカライ プンクト」
千葉県|【更新日】2023年3月22日

いすみの万木城跡公園は里山の景色が楽しめるピクニックスポット。ドイツパンとケーキのお店「ベッカライ プンクト」でパンを買って、のんびりと公園で食べるのも楽しいですよ。
戦国時代の城跡にある公園、そしておいしいドイツパンに出会えるお店をご紹介します。
目次
「ベッカライ プンクト」で知るドイツパンの魅力
もっちりした食感で食べごたえも十分なブレッツェル
ドイツパンといえば、ブレッツェルを思い浮かべる人も多いはず。ハートのような形が特徴的で、そのまま食べても味わいを感じる伝統のパンです。
細い場所はカリッと、太い場所はもっちりとした食感。シンプルながら、香ばしさと小麦のおいしさを十分に感じました。
ブレッツェルを使ったサンドイッチをはじめ、ライ麦の比率が異なるパンも複数のラインナップ。調理パンや菓子パンは難しいものの、シンプルなパンは冷凍保存もできるそうです。
ドイツと日本のおいしいが出会ったら至福のパンに!
こちらは丸く焼いたブレッツェル生地であんバターをサンドしたラウゲンあんバター。ドイツと日本のおいしいものがつまった一品です。
ドイツパン独特の風味と、あんバターの甘じょっぱさが混ざり合って、噛むほどに旨味を感じました。
「ベッカライ プンクト」のパンは、伝統的なドイツパンを身近に感じるメニューもあり、日常食として食べたいと思うものばかり。
素朴だけどほっと安心する味が魅力のケーキたち
オーナーの奥様がパティシエで、ケーキやプリンなども作っているそう。
今回は「ドナウヴェレ」というケーキを購入。こちらはドイツのケーキで、ドナウ川の波を意味しているとのことです。表面の波模様のチョコレートが特徴的ですね。
コクがありながら、後味があっさりとしたバタークリームは絶品。ダークチェリーとケーキ生地とのバランスも良く、パクパクと食べてしまいました。
食べ終わったあとに、ほっと心が落ち着く優しい味わいのケーキ。ぜひ一度食べてほしい一品です。
いすみに移住したオーナーがつくるほっこりパン屋さん
小ぢんまりとした店内にはぎゅぎゅっとこだわりいっぱい
元々、都内のお店で働いていたというオーナー。ドライブでいすみ市を通りかかり、移住を決めたそうです。
住みたい田舎として人気のいすみ市、豊かな自然は人を惹きつける魅力を持っていますね。シンプルながら温かみを感じる店内には、ショーケースにパンがずらり。
欲しいパンを注文すると、ショーケースから取り出してもらえるシステムになっています。子連れなどで手がふさがっていても安心です。
パン選びに悩んだらオーナーに聞いてみるのもおすすめ
世界一パンの種類が多いといわれるドイツパン。どのパンも魅力的で気になってしまったので、オーナーにパンの特徴を聞いてみました。
見た目だけでは分からない、味や食感。迷いながらパンを選ぶのも楽しい時間ですよね。
店内は2組までの入店で、ちょうど他にもパンを選ぶお客様が。おすすめのパンをオーナーに尋ねていました。
丁寧にパンの特徴を教えてもらえるので、悩んでしまったら聞いてみるのも良いですよ。
最新情報は公式インスタグラムから要チェック
お店の営業時間や休日など、Instagramで最新の情報を確認できます。日曜・月曜・祝日が定休ですが、臨時休業などもあるため訪れる前にチェックしておくのがおすすめ。
朝9時からの営業で、日によっては売り切れで早めにクローズの場合も。お店の季節メニューなどもInstagramに投稿されています。
ちょっと早起きしていすみまで足をのばしたら、「ベッカライ プンクト」でおいしいパンの朝ごはんが楽しめます。
ベッカライ プンクトのアクセス
- 【住所】
千葉県いすみ市弥正370-1
【料金】なし
【駐車場】あり(無料)
※掲載時の情報です。最新の情報は公式Instagramにてご確認ください。
千葉の交通手段はレンタカーがおすすめ
万木城跡公園はのんびりした時間を過ごせる穴場スポット
天守閣のような展望台に登れば広がるのどかな風景
万木城跡公園は、房総を代表する山城の跡。現在は天守閣風の展望台が設置され、いすみの眺望を楽しむことができます。
訪れた日は天気も良く、時間の流れもゆったりと感じました。実は、徳川四天王のひとり、本多忠勝氏が一時的に居城にしていたという歴史もある場所。
同じ場所に戦国武将がいたことを思うと、思わず胸にこみ上げるものが。戦国の乱世はどんな様子だったのか、思いを馳せながら散策しました。
双眼鏡から何が見える?海と山を見渡せる場所
展望台にあがり無料の双眼鏡をのぞくと、太平洋がくっきり。双眼鏡は海側、山側にひとつずつ設置されています。
双眼鏡を通すと、見える景色の印象も変化する面白さが。里山と海、どちらの風景もそれぞれに良さがありました。
戦国時代は、この天守閣からどんな景色が見えていたのか。この場所で攻防もあったようですが、今の平和な様子からはとても想像がつきません。
耳をすませば聞こえてくるのは自然の音だけの世界
万木城跡公園のまわりは自然にぐるりと囲まれているので、とても物静か。風が木の葉を揺らすサワサワとした音や、鳥のさえずりが聞こえてきました。
真っ青な空と、自然の音だけの空間は気分転換にぴったり。
園内の看板には、鳥類が豊富でチョウゲンボウやコゲラなどが見られるとも。取材に訪れた日は何度も鳥の声が響いていましたが、残念ながら姿を見ることはできませんでした。
ゆったりと自然に囲まれて。何もせずぼーっと過ごす時間
晴れた日は東屋やベンチに座ってピクニック気分も
園内には東屋、ベンチが設置されています。どちらも眺めが良い場所にあるので、お弁当やテイクアウトした食べ物をもってピクニックを楽しむのも良さそう。
ポカポカとした陽気の中、のんびりと過ごせる穴場スポットです。5月3日にはたくさんの鯉のぼりが空を泳ぐ中、万木城まつりの開催も。
真っ青な空の中を悠々と泳ぐ鯉のぼり、とても迫力がありそうですよね。感染症の影響で中止が続いているそうなので、最新情報は観光協会へお問い合わせを。
交通安全!ちっちゃな信号が安全を守っています
万木城跡公園の手前の道は、とても狭い道になっています。運転に自信のない方は、万木区民センター横の駐車場を利用して徒歩で公園に向かう方法も。
車1台ほどの幅の道で、すれ違いを防止する小さな信号が安全を見守っています。交通量は多くないので、信号を守れば公園近くの駐車場まで安心して向かうことができますよ。
自然あふれる場所、暖かくなったらツツジの花も見頃に
公園内にはツツジやアジサイが植えられていました。取材時は冬だったこともあり、あまり花は咲いていなかったものの、暖かくなると花の彩りも楽しめそうです。
春先は過ごしやすい気候なので、花を愛でながら散策やピクニックに最適。万木城跡公園は自動販売機や売店はなく、設備はトイレのみ。
近くにコンビニなどもないため、あらかじめピクニックの準備をして向かうのが良さそうです。
万木城跡公園に行くならおいしいパンをおともに
いすみに移住したオーナー夫婦がつくるドイツパンとケーキのお店。
「ベッカライ プンクト」で気になるパンやケーキを選んだら、万木城跡公園でピクニックはいかがでしょうか。
自然に囲まれて、風のそよぐ音や鳥の声を聞きながら過ごせば気分もリフレッシュ。のんびりと里山の景色を楽しめるピクニックコースをぜひ体験してみてくださいね。
万木城跡公園のアクセス
- 【住所】
千葉県いすみ市万木834
【料金】なし
【駐車場】あり(無料)
※掲載時の情報です。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。