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【長沼町】鶏白湯スープが決め手!長沼店長が腕を振るう「麺好 長沼屋」

長沼町|【更新日】2025年3月27日

【長沼町】鶏白湯スープが決め手!長沼店長が腕を振るう「麺好 長沼屋」

「麺好 長沼屋」は、長沼町出身の長沼広樹さんが、長沼町市街地にオープンしたラーメン店です。

「長沼町で長沼さんが経営する長沼屋」という、なんとも興味が惹かれるお店。

濃厚な白湯(ぱいたん)スープが織りなす極上の一杯を求め、店のドアを開きました。

目次

理想の一杯を求めて独立開業

長沼町にある長沼屋

「長沼町」と聞いて「あそこね」とわかる人は、かなりの北海道ツウです。目立った観光施設はありませんが、新千歳空港や札幌市内から約60分と近く、豊かな自然に囲まれた環境から、新しく飲食店がオープンしています。

長沼屋は、2017年に創業しました。「それまでネイチャーガイドをやっていましたが、仕事が少なくなる時期があり、ラーメン店でアルバイトを始めました」と話す店長の長沼さん。

約10年勤務して最後は店長を任されるようになりましたが、自分の理想とするラーメンが作りたくなって独立したそうですよ。

小粋な店長とガンダムに迎えられる

モビルスーツってロボットと違うの?

競合店がしのぎを削る札幌を避けて、地元で勝負をかけることに。かくして「長沼町で長沼さんが経営する長沼屋」という、ちょっとややこしいお店が誕生しました。

座席数は約16席(カウンター 4席、テーブル 4×3席)、駐車場は店横5台と小さなお店です。

洒落た音楽が流れる落ち着いた店内の随所に、長沼さんが大好きなガンダムのフィギュアが飾られています。

ラーメン屋だけに熱々なお二人

ラーメン店の店主は、頭にタオルを巻き、黒いTシャツを着て腕組みをするイメージですが、長沼さんはハットを被って小粋にキメています。奥様とのコンビネーションもばっちりです。

濃厚な鶏白湯麺スープが長沼屋の命

濃厚白湯スープが命

これまで働いていた店のノウハウを活かしつつ、自分が求めるラーメン作りに取り組んでいると話す長沼さん。厨房が狭く、さまざまなスープを仕込めないため、鶏白湯(とりぱいたん)一本に絞っているとのこと。

親鶏のガラを砕いて旨味を引き出し、野菜を加えてスープを完成させます。

味噌、塩、醤油のほかに、担々麺やお魚醤油などのメニューもありますが、すべてベースは白湯スープです。

お客さんファーストな一杯を求めて

細麺にするか?縮れ麺にするか?

麺は森住製麺(札幌市)の細麺と中太の縮れ麺を用意。お好みで選ぶことができます。長沼さんは「塩ラーメンには細麺が合う」と考え、最初は細麺のみを提供していましたが、中太縮れ麺を期待するお客さんも多く、どちらかを選べるようにしました。

「さまざまな美味しさを楽しんでほしい」との思いから、低温調理された鶏ムネチャーシューと、醤油ダレで煮込んだ豚チャーシューが組み合わされています。

また、豚チャーシューまたは鶏チャーシュー2枚に変更することも可能です。

満足せずには帰れない!4つのメニューを実食

迷ったら全部頼んじゃえ!

店内の手書きのメニューを見ながら、どれを食べようか選んでみましょう。メニューの筆頭には「塩」が掲げられています。

「最初はシンプルな塩を味わってもらい、美味しいと思っていただければ、他の味も選んで欲しい」という意図だそうですよ。

黄金に輝く「塩ラーメン」

ベーシック派におすすめ

黄金に輝くスープから、芳醇な鶏の香りが漂っています。濃厚ながらクドさはなく、老若男女問わず美味しく食べることができます。

スープに絡むことから縮れ麺を使う店が多いですが、長沼屋のスープは粘度が強いため、ストレート麺にも十分に絡みます。

いつも縮れ麺を食べている方は、ぜひチャレンジしてみて欲しい一品です。

マー油の香り漂う「黒白湯麺」

タダモノでない人におすすめ

塩で白湯スープを味わった後は、黒白湯を選びましょう。オセロゲームのようなモノトーンの中に、にんにくを焦がしたマー油のパンチが効いたガッツリ系ラーメンです。

スープはライスとの相性も抜群。追加して炭水化物の海に溺れるのもいいですね。

魚介風味がたまらない「おさかな醤油」

さかなクンにおすすめ

私の一番のお気に入りは「おさかな醤油」です。白湯スープに鰹節と魚粉をプラスして、異なる味に仕上げられています。

タマネギのシャキシャキ感と、大量に投入されたネギが美味しさを引き立てます。

ラーメンと相性バツグン「ミニチャーハン」

「ラーメン以外のメニューも味わいたい」と言う方は、ミニチャーハンを追加してください。具が大きく、お米はパラパラ。

ラーメンと一緒に食べることを前提としているので、合わせ塩であっさりと仕上げられています。

そのほかにも、担々麺や油そば、辛味噌、店主がむせ込みながら作る鬼辛(ジョロキアベースタレットとハバネロと一味唐辛子をミックスしたオリジナルの唐辛子スパイスを使用)など、バラエティに富んだメニューを用意しています。

極上の一杯を求めて長沼屋に行こう!

長沼町を訪れたらぜひ足を運んでいただきたい「麺好 長沼屋」。11時~20時までの営業ですが、スープがなくなり次第終了することもあります。

「鯛出汁ラーメン」や「キクラゲラーメン」など、長沼さんの気まぐれで限定メニューも登場しますので、SNSで情報をチェックしてください。

麺好 長沼屋へのアクセス

  • 【住所】北海道長沼町栄町1丁目7-16

    【営業時間】11:00~20:00(スープがなくなり次第終了)

    【定休日】毎週木曜日

    【公式サイト】https://www.instagram.com/naganumaya/

    【アクセス】JR北海道バス長沼中央バス停より徒歩約4分
    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

ライタープロフィール

吉田匡和

吉田匡和

札幌生まれのナイスミドル。ライターとエッセンシャルワークの兼業で貧乏ヒマなしです。美味しいものを知るごとに皮下脂肪が増えるのが悩み。自分がよいと思ったことを厳選しています。