サーターアンダギーのイメージを覆す!?「琉球菓子処 琉宮」で沖縄の伝統お菓子を味わおう
那覇市|【更新日】2024年8月9日
沖縄のお菓子「サーターアンダギー」はご存知でしょうか?
サーターとは砂糖、アンダギーとは油で揚げるという意味があり、昔から家庭で味わっていた沖縄の伝統のお菓子なんです。
那覇市のサンライズなは商店街にある、「琉球菓子処 琉宮(りゅうきゅうかしどころ りゅうぐう)サンライズ店」では、他とは少し違った進化系のサーターアンダギーを販売。
手に取りやすく、様々な大きさや種類の商品があるためお土産としてもおすすめです。
そこで、新感覚メニューをはじめ人気のお土産をご紹介すべく、たびらいも実際に行ってみました。
目次
平和通りから徒歩約5分。ほっと一息つけるのどかなカフェ
旅の疲れが癒える落ち着いた店内で足休め

喧騒を忘れのんびり過ごしたり、一息つきながら次の行き先を考えたりする場所としてもピッタリ◎
平和通りと開南交差点(かいなん こうさてん)をつなぐ、サンライズなは商店街の中にあるのが、今回ご紹介するカフェ&サーターアンダギー専門店「琉球菓子処 琉宮 サンライズ店」。
店内は木の温もりと優しい光が合わさった落ち着い空間が広がっていて、のんびりとくつろぐことができますよ。
ショーケースの中には色とりどりのサーターアンダギーが並ぶ

王道のプレーンも良いけど、たっぷりとチョコがかかっているのも気になります
カウンター横にあるショーケースの中には、定番のプレーン味や黒糖をはじめ、子どもに人気のチョコなど様々な種類のサーターアンダギーがずらり。1個130円(税込)からと手に取りやすいお値段なので、ついついアレもコレもと買いすぎてしまいそうに。気になるお味をひとつずつ買って、友達や家族と一緒にシェアしても良いですね。
琉宮イチオシ!新食感のサーターアンダギー
これを食べればサーターアンダギーのイメージが変わる!?

他では味わえないここだけのオリジナル商品
琉宮のサーターアンダギーは、他とは違う見た目と味が楽しめるということで人気を集めており、その中でも目玉商品となっているのが「ココナッツ味」と「黒ごまきな粉味」。
それぞれ、見た目や味、食感にもこだわり作ったオーナーである明石さんの自信作です。
ココナッツ味は、沖縄ならではの南国っぽさを出すためプレーン味の周りにココナッツをトッピング。甘い香りと、ココナッツのシャキシャキっとした食感が特徴で、スタッフの中でもダントツ1位の人気商品です。なんでも、休憩時間に毎日食べている方もいるほど。
黒ごまきな粉は、黒糖味のサーターアンダギーにすり黒ごまときな粉をつけて、和風テイストに仕上げています。このサーターアンダギーの特徴は、しっかりと黒ごまの味が楽しめるところ。食べた瞬間、口いっぱいに黒ごまの香ばしい香りが広がるのは、「すり黒ごま」を使っているからと、こっそりレシピの秘密を教えてくれました。
どちらもパッと目を惹く色合いと食べた時の食感は、今までのサーターアンダギーのイメージを覆す一品。ぜひ、お店に行った際は食べてみてくださいね。
店頭販売限定シリーズは要チェック

新商品!黒糖かりんとう仕立てと黒糖きなこ玉
もし、琉宮のカフェでどの味にしようか悩んだ時は店舗限定の味をチョイスするのがおすすめ。
お土産用として販売されている、プレーン味、黒糖味、ココナッツ味、黒ごまきな粉味は、琉宮のオンラインショップでも購入可能ですが、その他の味はオンラインショップでの販売は行なっていません。
なので、迷ったときは店頭でしか味わえない「ちょこたっぷりのブラウンチョコ、ストロベリー、黒糖かりんとう仕立て、黒糖きなこ玉」を選んでみてはいかがでしょうか。店頭販売限定の商品も、直接の来店であればお土産用として包装してもらうこともできますよ。
新商品の黒糖かりんとう仕立ては、明石さんが、県内のコンビニ・スーパーで売っている黒糖かりんとうを食べ比べた上で、最も美味しい味を出せるようにと作ったひと品。外側がカリッと中はふっくらとしており、しっかりとした黒糖の甘さ、そして定番サーターアンダギーとはひと味違う食感が楽しめます。
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揚げたても冷めても美味しいサーターアンダギー
サーターアンダギーは毎日手作り♪

山積みになったサーターアンダギーに目が釘付け…。
琉球菓子処 琉宮では「美味しいサーターアンダギーをお客さんに食べてほしい」という想いから、カフェの隣に工場を設置。毎日オープン前から仕込み作業を始め、スタッフが一つひとつ丁寧に作っています。
そこで、今回は特別に作る工程を見せてもらいました。

多いときはサーターアンダギーを10,000個も作る日も!
生地を丸めてフライヤーに入れていくのですが、その速さに驚き。あっという間に、フライヤーいっぱいの量を入れ終えていました。昔は、全部手作業で作っていたこともあり、ベテランの方は機械よりも手でやった方が早いんだとか。
現在は新入社員が増えたこともあり、ベテラン以外の人でも手作業でサーターアンダギーを揚げられるように研修を実施。「サーターアンダギー専門店なのに、手で揚げることができませんっていうのは恥ずかしいからね」と話されていました。
伝統と美味しさを追求

きつね色でしっかり割れ目がついたら完成♪
そもそも明石さんがサーターアンダギーを作ろうと思ったきっかけは、昔食べたサーターアンダギーがパサパサしていて、お世辞にも美味しいと言えなかったのが始まりだったそうです。しかし、妙に印象的な食べ物だったことから自分でおいしいものを作ろうと決意。その日から、伝統的な作り方を守りつつも、美味しいサーターアンダギーを作るための研究が始まりました。
まずは生地のパサつきをなくすため、小麦粉の配合を調整。何十種類もの小麦粉の中から独自に調合し決め細かく、パサつかない「琉宮オリジナルブレンド」を作りあげました。また、その他にも新鮮な卵を使うこと、油の温度と鮮度を徹底管理するなど細やかな部分も調整。
その結果、油っぽさを抑えつつしっとりとした口当たり、そして卵の風味を活かした生地作りに成功。伝統と美味しさ追求した、現在の美味しいサーターアンダギーが誕生しました。
サーターアンダギー以外のメニューも豊富
あつ~い日にぴったりヒンヤリスイーツ

特製夢色ぜんざいは琉宮イチオシ!見た目の可愛さに胸キュン間違いなし♡
琉宮は、サーターアンダギー以外にも沖縄の気候を活かしたヒンヤリスイーツも豊富です。
特に黒蜜きな粉せんざいや、特製夢色ぜんざいは夏になると飛ぶように売れる人気商品。
なかでも特製夢色ぜんざいは子どもに大人気で、目の前にしたときのパァっと輝く笑顔を見るのが店舗スタッフ村吉さんの楽しみの一つ。
ドリンクの種類も豊富で、コーヒー以外にもカラフルな色合いのフルーツドリンクもありました。飲み物で一番おすすめなのは「黒糖ミルク」。宮古多良間島産黒糖とミルクが絶妙にマッチし、くどくないスッキリとした味わいで熱い夏でもグビグビ飲める美味しさでした。思わず、おかわりしたくなるほど…。その美味しさはスタッフお墨付き。サーターアンダギーとの相性も良いので、ぜひ一度味わってみてくださいね。
お土産やおやつ用にもピッタリな嬉しいサイズも
個包装だから渡しやすい♪トリオちっぴるー

片手でヒョイっと食べられるから、ドライブ中のおやつにもぴったり◎
琉宮で大人気のお土産は「トリオちっぴるー」。片手で持つことができ、ひと口サイズで食べられるのでどんな方へのお土産にも最適です。4種類の味が入った10本セットもありますが、バラ売り販売もあるため自分用のお土産として買う方も。
また、串に刺さっていないタイプもあり自宅や友達用としても人気。プレゼントする相手に合わせて選べるのは、嬉しいポイントですね。
黒糖かりんとう仕立て、黒糖きなこ串は店頭販売のみのお土産品。数には限りがあるというので、店頭あれば是非ゲットしてくださいね。
サーターアンダギーをベースにした変わり種商品も必見

お土産を渡すまでに時間がかかるなら、日持ちする焼き菓子がベスト
沖縄通の方へのお土産なら、ココナッツ味と黒ごまきな粉も入ったアソートセットか、サーターアンダギーのかりんとう、或いは黒糖タンナファクルーはいかがでしょうか?
どれも今までのイメージとは異なる味わいが楽しめます。特にタンナファクルーは、食べてびっくりの食感…。実際に私も食べてみましたが、今までのタンナファクルーとはちょっと違った食感でした。
結婚式の引き出物など、ギフト商品も充実

ギフトシーンに合わせて名入れサービスも♪
元々、サーターアンダギーは正月や結納など、お祝いごとの場には欠かせないお菓子の一つ。そのため、今も昔も沖縄では祝い事の席にはサーターアンダギーが出されています。
そういった背景もあることから、琉宮でも幸せを呼ぶお菓子としてギフト用を販売。生年祝いや内祝いのお返し、あるいは結婚式の引き出物としての購入もおすすめです。
縁起の良いお祝いのお菓子、ギフトに悩んでいる方も一度相談してみてはいかがでしょうか?
琉球菓子処琉宮へのアクセス・基本情報
【住所】沖縄県那覇市牧志3丁目4−12 新天地商店街ビル 1F
【お問い合わせ(電話番号)】 098-862-6401
【営業時間】10時30分〜18時
【駐車場】無し(最寄りのコインパーキングをご利用ください)
【公式サイト】https://ryugu.co.jp/

