天の群星(てぃんのむりぶし)|冷たいけど激アツ⁉️ いつも新鮮な驚きがある“進化系沖縄かき氷”
名護市|【更新日】2024年6月17日

温暖な気候に恵まれている沖縄は、年中いつでもかき氷シーズンといっても過言ではありません。
最近はハイレベルな専門店が増えていますが、今こそご紹介したいのが、“進化系かき氷”がSNSでも話題になっている一軒。
なんでも、名護市(なごし)にある店には、熱狂的な“ゴーラー(かき氷愛好家)”たちが、県内外から足をのばして訪れるとか…♪
沖縄のかき氷最前線を走る「天の群星(てぃんのむりぶし)」の魅力に迫ります!
目次
乙女な空間とかき氷に懸ける情熱のギャップに萌え♪
店主もかき氷の沼にどっぷりハマり、専門店へ。
屋外席を設置したシンプルな外観でお出迎え
目的の店があるのは、名護市宇茂佐(なごし・うむさ)のバイパス道路沿い。
車窓から見えるのぼりを目印にすれば、名護の街並みに馴染んだ入り口を見つけられますよ。
店主の棚原 愛さんが切り盛りするこちらは、元々営んでいた宿泊業がコロナ禍の影響を受けたことをきっかけに、2020年にオープン。
はじめは“オシャレなパーラー”をコンセプトに、タコライス・サーターアンダギー・天ぷらの三大看板メニューを主軸にした、テイクアウト専門店としてスタートしました。
その後、ぜんざい→ちょっと凝ったかき氷…とつくり始めるようになると、探究心が止まらず、奥深いかき氷の世界にのめり込んでいったそう。
「自分が楽しい!と思えることを見つけたんです」と、現在の“進化系かき氷”専門店に行き着いた経緯を振り返ります。
子ども大歓迎♪ほっとひと息つける店内席
温もりあふれるガーリーな内装が素敵♡
店の中に入ると、モスキーピンクの壁、ペンダントライトが灯る空間に、乙女心がきゅん。
イートイン利用の場合は、カウンターを横切り、靴をぬいで店内奥にあるスペースへ進みましょう。
チビちゃんと気軽に来られる♪家族で癒しのひとときを
ヒミツの隠れ家のような空間には、子ども用のチェアや取り皿、おもちゃなども用意されていて、子連れウェルカム♪
ご自身も3人のお子さんがいらっしゃる棚原さんは「手が空いてる時は、なんなら私が遊び相手になっちゃいます」と、子育て世代にはなんとも嬉しい言葉をかけてくれました♪
実は「てぃんのむりぶし」という店名は、親の愛を感じさせる沖縄民謡「てぃんさぐぬの花」の2番の歌詞が由来になっているとか。
「私は、今も元気に弁当屋さんを営む母の背中を見て育ってきました。親のことをすごく尊敬していますし、家族はもちろん、地域の子どもたちとのつながりも大切にしたいんです」、「みんなに愛されるお店になるように」との想いで、美しい響きの名前が付いたといいます。
ルックスも味も◎。こだわりづくしのかき氷にご対面
可愛いからと侮ることなかれ♡研究成果が詰まった沖縄ぜんざい
店の看板メニューは、「県産紅いもぜんざい」。
氷の上にぽってりのせた紫色のクリームは、紅芋をふかしてペーストにしたもの。山吹色のかぼちゃ入り白玉団子と金時豆でおめかしして、テーブルに運ばれてきます。
さっそくひとすくい味わえば、紅いものもったりとした食感とともに、数種をブレンドした味わい深い特製ミルクが染みた氷が溶けて、口の中が幸せでいっぱいに。思わずほっぺに手を当てて恍惚の表情を浮かべてしまうのは、きっと私だけじゃないハズですよ!
食べ進んでいく途中には“黒糖カーサ(月桃)プリン”が現れ、これまた絶妙なアクセントに!沖縄で昔から無病息災を願ってつくられている「ムーチー(鬼餅)」のような芳しい香り、なめらかな食感が、強い印象を残します。さらに10時間以上も煮込んだ金時豆も入っていて、この一杯だけでとんでもないこだわりが秘められていました…!
かき氷といえばやっぱり夏!季節のフレーバーをチェック
太陽の色とビビットピンクのソルベが目にも鮮やか
夏の暑〜い日には、南国フルーツを使った季節限定の「美らぴかる」をいかが?
ちゅら(沖縄方言で「美しい」)とトロピカルをかけたユニークなネーミングは、SNSから募集して決定。メインのマンゴーを、ドラゴンフルーツとグァバとパッションフルーツの3種類でつくるオリジナル“ドラゴンソース”が引き立てます。
ふんわり氷で覆われた下層には、ナタデココ、パイナップルがごろり。見た目も味も、まさに南国感満載なひと品ですね♪
ちなみに、かき氷で一番重要な氷をふわふわ食感にする決め手は、温度管理!
冷凍庫から出した直後の硬い氷だとこうはならず、溶ける一歩手前の状態を見極めて使用。
ふわふわの氷は口どけも儚く、口の中が冷たすぎると起こる、あのキーンという痛みも感じにくくなるんですって! そのふわふわ氷を、老舗メーカー・池永鉄工の「SWAN(スワン)」の氷削機(ひょうさくき)で削り、器の上にきめ細かく重ねて提供しているのだそうですよ。
ハーフサイズとは思えないボリューム!
そしてここで、棚原さんから「レギュラーサイズもあるんですよ♪」と、耳を疑う発言が!
そう。なんと今までご紹介した2商品、どちらもハーフサイズだったのです。
ゴーラー(かき氷愛好家)を中心に普段からかき氷を食べ慣れている方は、写真よりもひと回り大きいレギュラーサイズを、ひとりで2〜3杯食べ切っていくこともあるそうですよ。
現地発信!おすすめホテル・旅館は こちら
お腹を満たしたい時は、地元民に愛される食事メニューを
野菜てんこ盛りのタコライスは“サラダごはん”感覚で♪
店には、オープン初期のパーラーの名残で、ごはんモノも健在です。
「野菜たっぷりタコライス」には、自家製ミートをはじめ、玉ねぎ、人参、レタス、キャベツ…と数種類の野菜がたっぷり。温玉とチーズでタンパク質も摂れて、ヘルシーに味わえますよ♪
トマトの旨みを引き出したシンプルなサルサソースは、HOT or マイルドの2種からチョイス可能。ジャンキーなようで罪悪感なく食べられるとあって、小さな子どもを連れた親子から、年配の方まで幅広い層から好評です。
次はどんな進化を味わえるのか、乞うご期待♪
進化が止まらないかき氷をぜひ一度味わってみて!
人気店ゆえ、大型連休や夏場など、混雑時は40〜50分待ちの列ができることもある「天の群星(てぃんのむりぶし)」。店を訪れる際は、事前に予約、もしくは電話で空き状況を確認するのがベターです。
店内利用の場合は、ワンオーダー制にご協力を♪ 例えば、フードメニューやかき氷を2人でシェアしたり、おやつの時間にポテトとかき氷をオーダーして、甘い+しょっぱいの無限ループを楽しむのもおすすめですよ。
店主の棚原さん&おもてなし上手な石川さん
今回ご紹介したかき氷は、現時点でも衝撃的な美味しさですが、そこはかき氷に飽くなき情熱を注ぐ棚原さん。
“進化系”という名のとおり、常にアップデートを思案しているそうで、「次は違うアレンジが加わって、もっと美味しくなっているかも?」とのこと。
ここで出合う絶品かき氷は、どれも進化のスピードが早いので、沖縄に何度も訪れるヘビーリピーターさんも通う価値アリですよ!
また、年に1回開催される「OKINAWA KAKIGOORI LOVERS(オキナワカキゴオリラバーズ)」には、県内で話題のかき氷専門店の一軒として出店。
ゴーラーの貴方は、SNSをチェックして、旅の時期とタイミングを合わせてのぞいてみるのもいいですね♪
「天の群星(てぃんのむりぶし)」へのアクセス・基本情報
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【住所】沖縄県名護市宇茂佐の森1丁目2-8
【問い合わせ(電話番号)】0980-43-6467 ※DMもしくは電話にて、前日までの予約可能
【営業時間】かき氷11時30分~16時、フード11時30分〜15時(売り切れ次第終了)※イートインは要ワンオーダー
【定休日】日・月曜、不定期で祝日
※臨時休業日あり。来店前に公式Instagramをご確認くだ
さい。 【駐車場】3台(満車の場合は別途Pあり。スタッフまでお声がけください)
【公式SNS】Instagram:@ tinnomuribushi
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。