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沖縄の魅力溢れる地元カフェ「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒー シュリ)」でホッとひと息しませんか?

那覇市|【更新日】2024年7月1日

沖縄の魅力溢れる地元カフェ「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒー シュリ)」でホッとひと息しませんか?

旅行の時だからこそ、いつもより早く起きて優雅な朝のひと時を過ごすなんていうのはいかがでしょうか?
沖縄県南部にある那覇市首里は、沖縄の雰囲気溢れる街並みをぶらりと歩いたり、足休めにカフェでのんびり過ごすこともできるのでおすすめですよ。

そこで今回は、散歩の途中で気軽にフラッと立ち寄れて、ひと休みしながら美味しいコーヒーが飲める、エスプレッソ専門のお店「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒー シュリ)」を紹介します。

朝の6時からオープンしているので、旅先での朝活にもぴったりです。

目次

始まりは那覇市のシャッター街

地域活性化のチカラになれれば…。そんな思いからスタート

rokkan COFFEE SHURI①_沖縄

rokkan COFFEEはこのロゴが目印!

那覇市樋川(なはしひがわ)にある与儀市場(よぎいちば)、少し前まではシャッター街と化していた場所に1号店である「rokkan COFFEE CREATORS(ロッカンコーヒー クリエイターズ)」をオープンしたのが始まりでした。

当初与儀市場には、コーヒーを専門に扱う店が無かった事から、オーナーは自身の作るコーヒーを通して地域に根差した物を作り、それがさらに地域の活性化に繋がるようにという想いを込めていました。

そんなオーナーの思いが伝わったのか、rokkan COFFEEを皮切りに、このエリアで開業する方が増え、今では様々な飲食店が並んでいます。

rokkan COFFEEの拠点は首里に。念願叶って2023年オープン

rokkan COFFEE SHURI③_沖縄

与儀市場店の雰囲気をベースに沖縄らしさを加えた首里店

以前からオーナーの奥武さんは、沖縄を代表する場所であり、そして自分自身の出身地でもある首里から「沖縄で作られたコーヒーを世界に広げたい」という想いがあったといいます。

その夢を叶えるべくコーヒーに関する知識を深め、より美味しいコーヒーを淹れられるようにと研鑽を積んだ結果、遂に2023年10月に2号店となる「rokkan COFFEE SHURI」をオープンすることができました。

rokkan COFFEE SHURI④_沖縄

沖縄らしさを感じられるよう店内各所にポイントが…!

念願叶ってオープンした首里店では、“沖縄らしさ”を感じられるようにと、カウンターの側面には県内で採れる琉球石灰岩をあしらい、窓際にはゆったりと座れる琉球畳で作られたベンチを置きました。

心地よい日差しの中、馴染み深い畳の上で美味しいコーヒーを飲みながら過ごす時間は、まさに至福のひと時。

そんな風にのんびり過ごしていると、カフェにはあるはずのテーブルが無いことに気がつきました。なぜ無いのか聞いてみたところ、お客さん同士が気軽にコミュニケーションを取れるように、あえてベンチスタイルを導入したそうです。

コーヒー片手に地元民とユンタク(沖縄の方言でお喋り)するのも、旅の素敵な思い出になりそうですね。

rokkan COFFEE SHURI⑤_沖縄

世界にひとつだけ。rokkan COFFEE SHURIの為だけに描かれたデザイン。

首里店の中でひときわ目を惹くエスプレッソマシンは、なんとオリジナルデザイン。パリのルーブル美術館での展示経験があり、現在も幅広く活躍されている紅型作家「知花幸修さん」が、rokkan COFFEE SHURIの為だけにデザインしたもの。

沖縄らしさにこだわった首里店のイメージに合うようにと、琉球王朝時代の王家が着用する衣装をモチーフに描かれています。

第六感で感じてほしい「体感型コーヒー店」

言葉にならない美味しさを体感してほしい。

rokkan COFFEE SHURI⑥_沖縄

感覚的にコレだ!と思えるコーヒーをぜひ探してみてくださいね♪

rokkan COFFEEは、その名のとおり五感を超えた「第六感」でコーヒーの美味しさを感じてほしい、という思いからつけられました。

そのため、店内には五感を刺激する様々な工夫が施されています。例えば、その日の気分や好みに合わせて感覚的に選べるようにと、香りが試せるコーヒー豆の容器と、生産地の情報が書かれたプロフィールを並べ視覚と嗅覚を使って選ベるようになっています。

さらに、プロのバリスタが豆の産地や状態に合わせて淹れたコーヒーが味覚と嗅覚を刺激。豆本来の旨みと甘さが最大限に引き出された香り高い特別な一杯が、五感を超えた感覚へと導きます。

「美味しいコーヒーを飲んだ時の言葉にならない感動、その時の感覚。きっとそれが第六感で感じるという事だと思うんですよね。だから、その体験をお客様に体験してもらえるように、rokkan COFFEEではコーヒーを提供するまでのパフォーマンスも大事にしています。きっと、それはバリスタの使命でもあると思うので!」と熱い眼差しで比嘉さんは語ってくれました。

また比嘉さんの中では、今後「コーヒーを飲んで世界旅行した気分になってもらえるようなお店にしたい」という目標もあるそうです。

ただ味わうだけじゃなく、その地に行ったような気分になれるコーヒー屋さん…とても楽しみです。

エスプレッソ専門店「rokkan COFFEE SHURI」

エスプレッソ専用マシンの台数は県内イチ!

okkan COFFEE SHURI⑦_沖縄

美味しいコーヒー作るために水は店舗裏で精製。しかも二種類を使い分けているそうです…!

rokkan COFFEE SHURIは、与儀市場で使っているハンドドリップ方式ではなく、イタリアのバールからインスピレーションを受け、エスプレッソ専門店としてオープン。

「エスプレッソなら、豆の良い部分も悪い部分も全部まとめて味わうことができるんですよね。だから、コーヒー本来の味を楽しむならエスプレッソがおすすめですね」と比嘉さんは言います。

首里店はエスプレッソ専門店ということもあり、専用マシンを全部で7台も揃えています。これ程の台数を揃えているところは県内はもちろん、国内でも多くありません。

そのため、一般的には豆の種類を選べないカフェラテも、お客さん自身に選でもらい淹れることができるように。カフェラテの豆を選べる店は県内でもごく僅かのため、カフェラテ好きは一度、豆によってどう味が変わるのか試してみてくださいね。

スタッフ総出で豆を厳選、さらに店頭で自家焙煎。

rokkan COFFEE SHURI⑧_沖縄

毎週店内で焙煎しているため、タイミングが合えば見学も!

rokkan COFFEE SHURIでは毎回新しい生豆を購入するたびに、スタッフ総出でテイスティングを行ない、その上で店頭に出す豆を厳選しています。

美味しいコーヒーを提供し続けるプロとしての意識を育み、また、それぞれが第六感的に感じたことを言語化する訓練のためにも、新しい商品を店に出す時は、必ずスタッフにも意見を出してもらっているそうです。

また、オープン前の準備段階では、約7種類ほどあるコーヒー豆の状態を1つずつ毎朝確認。その日の豆の機嫌に合わせて「豆の粗さ、お湯の温度、エスプレッソマシンの気圧」を調整。「湿度や気温によって豆の機嫌は変わるので、毎朝お豆に話しかけながら状態確認していますよ(笑)」と笑いながら話してくれました。

豆を仕入れる時から、提供するまでのこのこだわりが美味しい一杯を作り上げているんですね。

沖縄で育ったコーヒーが月替わりで楽しめる♪

首里から世界へと、沖縄で栽培された“沖縄コーヒーの魅力”を発信させたいという野望を抱えるrokkan COFFEE SHURIでは、その実現の一歩として、月替わりで沖縄県内各地で育ったコーヒー豆を仕入れ、提供しています。沖縄県内で育った豆でも、栽培方法や育った土壌によって味や香りが異なるため、毎月新しい沖縄コーヒーに出合えます。

沖縄コーヒーは黒糖を彷彿とさせる甘みと、ナッツの甘さを感じられるのが特徴のため、沖縄らしさを感じられる一杯。もし、店頭にあれば是非味わってみてくださいね。

コーヒーは化学!美味しさを追求するためカップも良いものを追求

rokkan COFFEE SHURI⑨_沖縄

コロンとしたフォルムがかわいい人気ラテボウル♡

オンラインショップで販売すると、開始2時間で完売となる人気ラテボウル「夏至南風(カーチベー)」は、rokkan COFFEE創業時に、カフェラテを飲む専用カップとして、沖縄県読谷村のやちむん作家(沖縄の方言で焼き物)に制作を依頼しました。

カフェラテを飲む時の口当たりが良くなるように、ラテボウルの厚み、形にもかなりこだわったそうです。

ラテボウル以外にも、エスプレッソ専門のrokkan COFFEE SHURIでは、エスプレッソ専用のデミタスカップを購入するなど、コーヒーを淹れるカップにもこだわっています。

その理由は、カップ込みでこの美味しさを実現しているため。オーナーのご友人である作家今村さんが作るデミタスカップは、カップ内にコーティングされたゴールドとの化学反応により、エスプレッソのコクや旨みが増す設計になっています。そのため、このカップで飲むからこそrokkan COFFEE SHURIが出す、本来のエスプレッソを味わうことができるのです。

コーヒーのお供におひとついかが…?

専属パティシエのこだわりスイーツ

rokkan COFFEE SHURI⑩_沖縄

チョコ系、チーズ系、クリーム系など色とりどりのスイーツがずらり♡

コーヒーのお供にあると嬉しいのが甘いスイーツ。ここ首里店では、コーヒーにも合うようにと様々な種類のケーキ類を販売しています。王道のガトーショコラ、バスクーチーズケーキのほか、季節の果物を使ったスイーツなども揃っていました。ケーキ類以外にも、紅芋や月桃の葉の香りが楽しめるサブレなども販売。焼き菓子は、個包装されているのでプチ土産や散歩のお供にもぴったりです。

コーヒー×スイーツのペアリングを楽しもう!

rokkan COFFEE SHURI①_沖縄

見た目もおしゃれな人気ドリンク。写真映えすること間違いなしです♪

今回は、rokkan COFFEE SHURIオリジナルドリンクの「紅芋ラテ(ICE)」とブラジル産の豆を使ったカフェラテ(HOT)、そしてナッツタルトを頂きました。

紅芋ラテ(ICE)は、コーヒーが飲めない方向けにスタッフが考案。紅芋の柔らかい甘さと、コーヒーの香りが漂うミルクとの相性は抜群です。後から口の中にほんのりと残る月桃の香りが、より深みを増してくれます。

カフェラテ(HOT)は、バランスが良くミルクとの相性も良いブラジル豆をチョイス。ミルクの甘みをうまく引き立て、ブラジル特有のナッツやチョコレートの香りが楽しめます。取材班の個人的な感想ですが、ミルクに負けず、しっかりとしたコーヒーの苦味を感じることができました。ミルクが苦手な私でも美味しく頂ける一杯。これはリピート間違いなしです。

そして、そこに合わせるのであればナッツタルト。首里にある養蜂場で採れた王朝蜂蜜の甘さに加え、石垣の塩で味を引き締めているので、甘すぎず食べやすい味わいでした。

もし、コーヒーと一緒にスイーツを食べたいけど、どれが合うのか分からない…という時は、スタッフにおすすめのペアリングを教えてもらいましょう。コーヒーを知り尽くしたプロのバリスタ目線で、おすすめを教えてもらことができますよ。

毎回“あたらしい”に出会える首里のコーヒー屋さん

rokkan COFFEE SHURI11_沖縄

美味しいコーヒーと焼き菓子を大切な人へのお土産に♡

rokkan COFFEE SHURIでは、来るたびに新しい出合いを楽しめるようにと、定期的にコーヒー豆やスイーツを入れ替えています。

「飲んで食べるだけでなく、お客さんには、次はどんなコーヒーやスイーツに出合えるだろうか?とワクワクしてもらえるように、常に工夫しています。何度来たって楽しい、そんな地元にも愛されるお店になれたら嬉しいです」と比嘉さんは、話されていました。

沖縄愛、そしてコーヒー愛溢れるエスプレッソ専門のお店「rokkan COFFEE SHURI」で、美味しいコーヒーを飲みながら、沖縄でのひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか?

rokkan COFFEE CREATORSへの基本・アクセス情報

【住所】沖縄県那覇市首里当蔵町2丁目14 やまごうビル1F

【問い合わせ(電話番号)】098-943-4399

【営業時間】6時~18時

【定休日】なし

【駐車場】なし(お近くのコインパーキングをご利用ください)

【公式Instagram】https://www.instagram.com/rokkancoffeeshuri/

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ライタープロフィール

運天杏奈

運天杏奈

生まれも育ちも沖縄!沖縄の魅力をもっと多くの方に伝えてみたい、まだ見ぬ沖縄の魅力を発見したいと思うようになりフリーライターへと転身。ビールと海が大好きで、休日は息子とビーチクリーンをやったり、気になるビールを買いに行ったりと県内各地をウロウロするのが私の楽しみです。