こんにちは、ゲスト
  • 記事を探す

    キーワード

    エリア

    テーマ

こんにちは、ゲスト

まるでお城?小田原の老舗名物「ういろう」の本拠地に潜入

小田原市|【更新日】2024年6月11日

まるでお城?小田原の老舗名物「ういろう」の本拠地に潜入

小田原土産の定番として多くの人々に愛されている名物「お菓子のういろう」。その本店は、お城のような立派な建物でした!

本店では「お菓子のういろう」の製造・販売だけでなく、併設する博物館で歴史を知る事ができるほか、喫茶室の手作りの和菓子が味わえます。

目次

「ういろう」は全て手作り!優しい甘さの銘菓を味わう

伝統のレシピは極秘!伝統の棹菓子「お菓子のういろう」

ういろう小田原

小田原銘菓・ういろう。手作りだからこそできる優しい味わいが魅力

もっちりとした食感とほのかな甘さが特徴の米粉の蒸し菓子。室町時代から今なお変わらず、伝統の製法を守り続けているとのこと。

味は白砂糖、抹茶、小豆、黒砂糖、栗の全5種類。

職人こだわりの和菓子!季節を感じる喫茶メニュー

ういろう小田原2

上生菓子と御抹茶のセット

本店には喫茶室が併設し、季節の和菓子をいただく事ができます。

定番は「上生菓子と御抹茶」。上生菓子は職人の手作りで全5種類あり、職人の腕の見せどころと言える“デザイン”は、毎月変わるそうです!上品な甘さと抹茶の苦味が相性抜群です。

実は名前だった?「外郎家」の由来と歴史が分かる博物館

ういろう関連の資料が並ぶ博物館を見学

ういろう小田原

「外郎博物館」。見学の際はスタッフに声掛けを

本店の奥にある「外郎博物館」は入館無料で、営業時間内はいつでも見学可能。

明治18年築の蔵を利用した館内には外郎家にまつわる貴重な資料が並び、深い歴史を知ることができます。

「お菓子のういろう」の由来は外郎家が作った事から。実は家名から付いたものだったんですね!

お城のような店構えの理由は、歌舞伎十八番「外郎売」との関係性など、知れば知るほど奥深い「ういろう」への理解を深める事ができる面白い博物館です。

歴史を知れば、薬局と菓子処が併設する理由に納得!

薬とお菓子の販売は、開業当初から続く独自のスタイル

外郎家は 650 余年、25 代にわたり伝統を守り続ける家系。

「ういろう」で気になるのが、本店と支店のどちらも薬局と併設している独自のスタイル。外郎家初代が医薬に長けており、始まりは製薬業だったそう。

一子相伝で受け継がれて現在も製造・販売されている薬もお菓子と同様に「ういろう」と呼ばれています。

お急ぎの方は唯一の支店が小田原東口にあり!

ういろう小田原東口

小田原駅東口にある唯一の支店。本店同様に薬の販売も行う

本店までは小田原駅から徒歩15分ほど。ぜひ立ち寄ってほしい所ですが、もし時間がない場合でも小田原駅前東口に唯一の支店があるのでご安心を。

▼小田原駅前店の詳細
住所:神奈川県小田原市栄町1-2-10
(駐車場なし) ※駅前店では「薬のういろう」の販売なし

実は奥深い小田原銘菓「お菓子のういろう」

「かながわの名産100選」にも選ばれている「お菓子のういろう」に、こんなに長い歴史があったとは驚きですね。

思わず「へぇ〜」と唸る豆知識を添えて、お土産にあげてみたいと思いました!

小田原に訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

「ういろう 本店」へのアクセス

  • 【住所】神奈川県小田原市本町1-13-17

    【営業時間】10:00~17:00

    【定休日】水曜日、第3木曜日(12月31日、1月1日)

    【アクセス】最寄り駅から徒歩15分程

    【駐車場】あり

    【問い合わせ(電話番号)】0465-24-0560

    【公式サイト】https://www.uirou.co.jp/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

県西のニュース

小田原市周辺の観光エリア

ライタープロフィール

久保田ガク

久保田ガク

1989年生まれ。ライター・エディター。東京や神奈川、千葉など関東圏の取材を行う。現地取材だからこそ分かる生の感想をお届けします!ご当地の酒場巡りが趣味の飲んべえ、美味しいおつまみは必須です!