歴史を感じる穴場スポット「北鎌倉古民家ミュージアム」でアートな時間を過ごそう
鎌倉市|【更新日】2023年12月19日

鎌倉らしい古民家を見学してみたい!そんなときは、「北鎌倉古民家ミュージアム」がおすすめです。
北鎌倉駅からも近くて、アクセス抜群。落ち着いた古民家で、アートな時間が過ごせますよ。
今回は鎌倉の穴場スポットでもある「北鎌倉古民家ミュージアム」をご紹介します。
目次
北鎌倉の穴場!?落ち着いた時間が過ごせるミュージアム
北鎌倉駅を出て、円覚寺方面へ線路沿いにまっすぐ進むと「北鎌倉古民家ミュージアム」に到着です。
北鎌倉古民家ミュージアムは、福井県の古民家や横浜市磯子区の料亭などを移築して建てられました。磯子区の料亭には、三溪園の創設者・原三渓も訪れていたそうです。
さまざまな場所から歴史ある建物が移築されたミュージアムということで、館内が非常に気になります。さっそく中に入ってみましょう。
ノスタルジックな雰囲気が漂う。古民家が丸ごと美術館に
荒々しい木の梁が印象的。静かにアートを楽しもう
展示スペースに入ると、早速目に入ったのは荒々しい梁。ダイナミックさが目を引きます。
梁には柔軟性と耐性のある松材が使用されており、これは福井県を始めとした豪雪地帯の建築の特徴なんだとか。
家具やランプもレトロで可愛い!ノスタルジックな雰囲気が漂います。
観光地にあるミュージアムですが混雑はなく、静かにアートを楽しめそうです。
和洋折衷なステンドグラス。趣のある扉の先には中庭が
展示の前に、古民家の雰囲気を堪能しましょう。
中庭に続く扉の上にはめ込まれたステンドグラスは、大正時代から昭和初期のもの。純和風な古民家にも、バッチリ合いますね。
中庭も気になりますが、まずは展示を一通り見ることにしましょう。
古きものから新しい発見が。「温故知新」の書で我に返る
頭上に気になる書を発見。「温故知新」と書かれたこちらは、徳川家16代当主・徳川家達がしたためたものです。
古いものから学び、新しいことを知る…。古き良き伝統が詰め込まれた古民家を現代に蘇らせた当館を体現している言葉です。
単に古いものを淘汰するのではなく、そこから学びを得ることで、より良い未来につながるのかもしれない。
温故知新の精神を忘れてはいけないなと感じる瞬間でした。
独特の世界観に釘付け。なんだか異界に迷い込んだよう
北鎌倉古民家ミュージアムの展示は、期間によって変わります。
今回の展示は「異界への扉」。造形作家、よねやまりゅう氏の個展です。
猫を模ったさまざまな作品は、まさに異界。鞠を持った鞠猫や、インパクトあるゴールデンキャットなど、独特な世界観に引き込まれます。
個人的に気になったのは、こちらの猫魔。猫の…悪魔なのでしょうか。
鋭い眼差しに刺々しいたてがみ。でもなんだか憎めない表情で、ちょっと愛らしい気もします。
展示を見ながら古民家探訪。2階にも行ってみよう
天井から降り注ぐ光に誘われ。ワクワクしながら2階へ
展示スペースは、2階へと続きます。天井から降り注ぐ太陽の光。ポカポカ陽気に吸い込まれそうです。
階段にも大きな絵画が飾られています。館内の至る所に作品が散りばめられていて、古民家全体がアートな空間です。
屋根裏部屋間のある2階。ダイナミックな梁が間近に
2階は1階に比べて天井が低く、なんだか屋根裏部屋のよう。
1階部分にもあった荒々しい梁は、2階にもあります。手で触れられそうなくらい近いので、よりダイナミックさを味わえるでしょう。
アンティークの椅子とテーブルも置かれており、ゆっくりと展示を楽しめます。
庭園を見下ろす休憩スペース。古都鎌倉の雰囲気を満喫
ホッと落ち着ける休憩スペースもありました。こちらからは庭園を見下ろすことができ、美しい景色を堪能できます。
ちょっと腰かけてひとやすみ。太陽の光が心地よく、眠くなりそうです。
古民家に秋の庭園ということで、古都鎌倉の雰囲気を存分に満喫できました。
さまざまな作家の作品ズラリ。個展のような売店でお買い物
一通り展示を見た後は、売店に行ってみましょう。売店では、さまざまな作家さんの作品を購入することができます。
個性豊かな作品の数々。まるで個展のようです。ハンカチやポストカードなど、気軽に購入できそうなものもありました。
個人的に面白いなと思ったのは、ネコタイ。ネクタイとネコをかけた、茶目っ気溢れる商品です。
このネコタイをつければ、会社でもきっと注目の的ですね。ネコ好きにはおすすめかもしれません。
夏にはアジサイが咲き誇る。心が和む庭園を散策
小道を歩いて植物を愛でる。癒しの時間を堪能しよう
最後に、庭園を散策しましょう。小さな庭園ですが、さまざまな植物が所狭しと栽培されています。
秋の日差しに包まれながら、小道をゆっくり歩く…。なんとも贅沢な時間です。
植物を至近距離で観察できるのも、小さな庭園ならでは。可愛らしい花たちに癒されます。
いつも混雑している鎌倉とは思えないほど、静かで落ち着いた空間です。
珍しい名前のアジサイたち。想像力が掻き立てられる
庭園を散策しながら気になったのが、なにやら珍しい名前がつけられた植物。なんとこちらは全て、アジサイなんです。
「ララバイ」の隣には、「おはよう」が。そして、一体どんな花を咲かせるのか気になる「パリコレ」など。夏に咲く姿を想像するのも面白いですよね。
庭園内には多くのアジサイがあったので、満開を迎えるころにはまた、今とは違う表情を見ることができるでしょう。
「北鎌倉古民家ミュージアム」でのんびりと。鎌倉時間を楽しもう
北鎌倉らしい古民家と、アートな時間を満喫できる「北鎌倉古民家ミュージアム」をご紹介しました。
歴史ある古民家を移築したという館内は、雰囲気抜群。
展示は一定期間で入れ替わるので、いつ訪れても新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。
古都鎌倉らしい中庭も必見の美しさ。夏には満開のアジサイが楽しめます。
鎌倉エリアの穴場スポットをお探しの方は、ぜひ北鎌倉古民家ミュージアムに足を運んでみてくださいね。
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「北鎌倉古民家ミュージアム」へのアクセス
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【住所】神奈川県鎌倉市山ノ内 392−1
【営業時間】展覧会により開館時間・休館日が異なります。詳しくは、展覧会ページよりご確認下さい。
【公式サイト】https://www.kominka-museum.com/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。