フレッシュなキウイで元気をチャージ!掛川「キウイフルーツカントリーJapan」
掛川市|【更新日】2023年11月24日

キウイフルーツカントリーJapanは掛川市にある広大なキウイ農園。大自然の中、キウイの食べくらべや収穫体験、散策やキャンプなどをのんびりと楽しむことができます。
この記事では美しい風景や体験レポートなど、農園の魅力についてお伝えします。
目次
1976年にスタートしたキウイ農園
ティースプーン1杯の種から始まる物語
園長の平野正俊さんが初めてキウイに出会ったのは、1976年のアメリカ。オレンジ農家で研修をしていた時で、アメリカでもキウイ栽培は試験段階でした。
外側は茶色い毛、中はきれいなグリーンのおいしいキウイに魅せられ、正俊さんはスプーン1杯の種を日本に持ち帰ります。
掛川でキウイを育て始めてから13年後の1990年、キウイフルーツカントリーを開園しました。
いくつ知ってる?農園の仲間たち
キウイフルーツカントリーで栽培されるキウイのうち、名前がついているのはこちらの14品種。
この農園生まれの品種第1号のピュアカントリー、ジャムのようにとろりと甘いサンゴールドなど、ここにしかないキウイもあります。
スタッフの堀井さんは、キウイについて説明する時に“この子は”、“男の子の木と女の子の木がないと実ができない”と表現。言葉の端々にキウイに対する愛情を感じました。
東京ドーム3個分の広大な敷地
農園の面積は東京ドーム3個分。広大な敷地にはキウイ園以外に柑橘類の果樹園やお茶畑、自然をそのまま残したエリアもあります。
絶景ポイントを楽しみながらのんびり散策するもよし、豊富な体験プログラムで自然や農業の恵みに触れるもよし。お気に召すまま、農園を楽しむことができます。
循環型農業を実践する農場
農園が目指すのは、自然と地球に優しい農法。
園内にはところどころに羊がいて、草刈りに勤しんでいます。また、キウイの皮も羊が食べてくれるので、食べ放題コーナーではキウイの皮と他のゴミを分別しましょう。
きれいな湧き水は、魚達が暮らす池で栄養豊富な水になってから畑へ。キウイの枝はバーベキューの薪になり、灰や生ゴミは畑の肥料に。
ここでは気負わずに循環型農業を体験できます。
キウイを愛する常代さんに元気をいただく
キウイグリーンの髪が素敵な平野常代さん。園長の正俊さんとご夫婦で農園を始めた“キウイの母”です。
あちこちで目にするかわいいキウイのイラストは、もともと常代さんが描いたもの。品種の個性がよく分かるだけでなく、顔や手足があってキウイを愛しむ気持ちが溢れています。
お話するだけで、太陽のような明るさに元気をいただきました。
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冒険コースで森の小道や絶景を楽しもう
キウイがたわわに実る畑を散策
それでは、農園を巡る「冒険コース」に出かけてみましょう。所要時間はおよそ45分、全てのスポットを歩いて回ります。
ハウスを抜けると、そこはキウイ畑。頭上に実るキウイと青い空を見上げながら、のんびり歩いていきましょう。
冒険の森でドキドキアドベンチャー
敷地は広大ですがポイントには表示があり、もらったマップを見ながら歩けば迷うことはありません。
キウイ畑を見晴らす最初の絶景ポイントを通過すると、やがて冒険の森に入ります。
こちらは木をくぐったりまたいだりして進むアドベンチャーポイント。少しだけハラハラ、ワクワクしながらクリアしましょう。
森の中のところどころにかわいいサインが。見つけると宝探しのようで、嬉しくなります。
ここではしばし立ち止まって、森から聞こえる音に耳をすましてみましょう。五感で自然に触れる贅沢な時間です。
4つ目のキャンプサイトは絶賛整備中
現在、農園内には3つのキャンプサイトがありますが、こちらは整備中の4つめのサイト。森の中でツリーハウスにいるような気分を味わうことができます。
2023年11月に完成予定ですので、気になる方は公式サイトでチェックしてみてくださいね。
出会いの丘から絶景を望む
こちらは絶景ポイントのひとつ「出会いの丘」からの眺め。茶畑の畝が美しく、掛川らしいのどかな景色が眼下に広がります。
絶景ポイントのウッドデッキは、キャンプサイト「茶畑の丘」でもあります。1組3名限定のサイトからは、美しい夕陽と満天の星空を独占できるそうですよ。
オオクスの木陰でひと休み
出会いの丘からの絶景を堪能した後は、大きなクスノキを目指しましょう。
この日は少し汗ばむくらいの陽気でしたが、木陰に入ると涼しい風が吹き抜け、ブランコでほっと一休み。
クスノキの下はキャンプサイト「大木の丘」。ここからは美しい朝日を見ることができ、焚き火を楽しむこともできます。
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1年中楽しめるキウイ味くらべ体験
なかよしハウスでキウイ食べ放題
「冒険コース」で敷地をぐるりと回ったら、なかよしハウスに戻ってお楽しみのキウイ味くらべ体験です。
手を消毒し手袋をしてからケースの蓋を開けましょう。食べ頃のキウイが種類ごとに冷やされています。
後からおかわりもできますので、まずはお好みのキウイを食べられる分だけトレイに取ります。
4種類のキウイを実食
この日の味くらべ体験のキウイは、ベビーキウイ、ヘイワード、ピュアカントリーとハッピーグリーンの4種類。
キウイは保存ができるので、味くらべは年間を通して楽しむことができますが、熟成状況などによって食べられる品種は変わります。
ベビーキウイはブドウのように指で皮から押し出すことができます。小さいのにしっかり甘いキウイの味がしました。
ヘイワードは一番なじみがあるグリーンキウイ。スーパーなどで良く見かける品種です。
ピュアカントリーは柔らかく舌触りが滑らかで、特にジューシー。ハッピーグリーンは甘さと酸味のバランスがちょうど良く、こちらもジューシーでした。
どれがおいしいかな?キウイ収穫体験
わかりやすいレクチャー動画を見てから出かけよう
次はキウイ収穫体験に行ってみましょう。こちらはキウイが実る10月から1月中旬くらいまで開催されますが、なくなり次第終了なので体験したい方はお早めに。
なかよしハウス内でわかりやすいレクチャー動画が流されていますので、これを見てからキウイ園へ。
収穫したキウイは全て買い取りになりますので、どれを何個収穫するか考えながら歩きます。
キウイ畑のサインに注目
通路の上にはキウイの品種と特徴、単価が書かれたサインがあります。
まだ収穫ができないエリアには「現在このキウイは収穫できません」と書いてありますので、間違えて収穫してしまわないように気を付けましょう。
黄色いテープで囲まれたエリアを見つけよう
収穫可能なエリアは、このように黄色いテープで囲まれています。エリア内であれば、どれを採っても大丈夫。
こちらには黄色い果肉がゼリーのようなファーストエンペラーが実っています。
真剣に選んでやさしくもぎ取る
たくさん実っているキウイから、これぞと思うものを探します。「これがおいしそう」と思って手を伸ばすと、少し先にもっと大きい実が見えてくるもの。
楽しく迷いながら収穫する実を決めて、優しくもぎ取ります。
追熟させて食べ頃を待つ
もぎたてのキウイをすぐに食べたくなってしまいますが、そこはグッと我慢。キウイは必ず追熟が必要なので、ビニール袋の中にペーパータオルを敷き、りんごやバナナと一緒に入れます。
食べ頃は手で包み込むようにそっと押して、柔らかくなったことを確認。品種によって柔らかくなるタイミングはまちまちでした。
品種を見分ける自信がなかったのですが、1つずつシールを貼ってもらえるのでご安心ください。
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キウイカフェ・ショップでもキウイを満喫
ホビットの家?かわいいDIYの建物
こちらは受付やカフェ、ショップがある建物。
正俊さん・常代さん夫妻の息子で、農園の代表を務める平野耕志さんがDIYで建てたとのこと。丸い入り口がホビットの家のようでかわいいですね。
キウイ尽くしのカフェメニュー
カフェメニューはご覧のとおり、キウイ尽くし。
これ以外にもキウイソースが隠し味のトルティアなどもあり、他では見たことがないメニューに目移りしてしまうかもしれません。
キウイバーガーとキウイサワー、キウイ何個分?
こちらはキウイバーガー。
かわいいキウイのパンは常代さんのお手製で、グリーンは掛川茶、黄色はカボチャ、茶色はココアで色付けているとのこと。
具材はしっとりしたハーブチキン、アボガド、レタス、クリームチーズと厚めのキウイ。
まず素材の新鮮さを感じ、やがて様々な味や食感が一体に。おいしく食べ応えのある一品です。
ドリンクはキウイサワーを。
ソーダの中に、グリーンとイエローのフローズンキウイがどっさり入っています。爽やかで、おいしいキウイを大量に摂取することができました。
食べくらべ体験と合わせ、一体キウイを何個分いただいたのでしょうか。
見たことない!キウイグッズが勢揃い
ショップにはずらりとキウイのグッズが並びます。リアルなキウイのクッションや傘、常代さんが描いたキウイ達のTシャツも。
もちろん生のキウイも購入することができ、発送も可能です。
こちらはキウイがたっぷり入ったオリジナル「BBQューイソース」。焼肉がおいしくなるピリ辛ソースで、ラベルにはキウイの女神様のような方が。
最近開発された新商品ですが、早くも人気商品になっています。
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キウイの恵みを全力で摂取!
キウイカントリーフルーツJapanでは、フレッシュなキウイや大自然をたっぷり摂取することができます。
最近ちょっとビタミン不足で疲れ気味かもと感じている方、ぜひ農園を訪れてみてくださいね。きっと元気をチャージすることができるはず!
「キウイフルーツカントリーJapan」へのアクセス
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【住所】静岡県掛川市上内田2040
【営業時間】
平日:9:00~16:00
土日祝:9:00~16:30
ナイトBBQ(予約制):17:00〜20:30
【定休日】木曜(祝日は営業)
※1/10〜3/20までの間、水曜・木曜が定休日
【入園料】
大人(中学生以上):1,500円
小人(3歳以上):1,200円
【駐車場】あり、無料
【公式サイト】https://kiwicountry.jp/
※2024年4月15日より、料金改定
10/1~5/末日 大人(中学生以上):1800円、小人(3歳以上)シニア(70歳以上):1500円
6/1~9/末日 大人(中学生以上):1600円、小人(3歳以上)シニア(70歳以上):1300円※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご覧ください。