「八鶴湖」は御成街道の終点!徳川家康と関わりのある歴史スポットをご紹介
千葉県|【更新日】2023年8月3日

徳川家康のためにつくられた東金御殿の庭池「八鶴湖」。
周囲800メートルほどあり、地元民がふらっと散歩にくる憩いの場として愛されています。
春の桜祭りは湖の周りがピンクに染まり、多くの花見客で賑わうことも。
四季折々の花と散歩が楽しめるスポットをご紹介します。
目次
季節の花がおでむかえ、晴れた日に散策したいスポット
春に訪れたい!約300本のソメイヨシノが魅せる美しさ
八鶴湖周辺には桜が植えられています。毎年春には東金桜まつりが開催され、期間中はライトアップも開催。
例年3月下旬から4月上旬が見ごろのシーズンとなっています。
商工会議所や市役所のホームページから開催情報や開花状況やイベント情報が確認できますよ。
桜の開花を皮切りに、ツツジ、あじさい、ハスなど、季節の花たちが八鶴湖の周りを彩ります。
梅雨だから見られるお花、ちょっとカラフルな紫陽花も
あじさいは土の成分によって花の色が変化する、ちょっと化学を感じるお花。
土壌が酸性なら青っぽい色に、中性〜アルカリ性は赤っぽい色になります。
あじさいに含まれる色素の働きによるものですが、なんだか不思議ですよね。
八鶴湖を散策していたら、青とピンクのグラデーションのあじさいを発見!真ん中は白っぽい花びらで、個性が際立っていました。
車だと気が付かない、ちょっとした発見があるのも八鶴湖散歩の醍醐味です。
徳川家康公の気持ちになれるかも?歴史ある八鶴湖
弁天島にちょこんと鎮座する弁財天と厳島神社
八鶴湖の西側には弁天島があります。名前に島とついていますが、陸続きにせり出しているので歩いて向かえますよ。
七福神の一人、弁財天を祀った真っ赤な社が目印です。
弁天島の先には、ハスがよく見えるスポットも。
水質改善プロジェクトにより、長年湖の中で眠っていたハスが再生し、現在ではちょっとした見どころとなっています。
ハスの花が咲くのは早朝から午前中、見に行くなら朝の時間帯がおすすめですよ。
桜や新緑を背景にパシャリ!カメラスタンド発見
歩道を歩いていくと、スマホスタンドが設置されていました。背景を入れて写真を撮りたいときにぴったりの距離感。
八鶴湖を背景にパシャリ!セルフタイマーで、記念に1枚いかがでしょうか。
背景がきれいに映るポイントにスマホスタンドが設置されているので、写真撮影の場所の目印にもぴったり。
スマホスタンドはありませんが、弁天島のデッキもハスを背景にした素敵な写真が撮影できますよ。
八鶴湖をぐるっと散歩、ランチの腹ごなしにもぴったり
御成街道の終点、東金にあった東金御殿の跡地は今
広大な敷地を有した東金御殿、現在は東金高校となり当時の面影は残っていませんでした。
東金御殿のことを記した看板があるのみですが、内容を読むとお隣の大網白里市にある正法寺に一部が移築されたのだとか。
この方面への鷹狩が途絶えたことで、東金御殿も使われなくなり、取り壊されてしまったそう。
姿かたちはありませんが、江戸幕府を開いた初代将軍がこの場所にいたと思うと、非常に胸が熱くなりました。
徳川家康のために作られた八鶴湖、今は地元民の憩いの場に
八鶴湖まわりには歩道が整備されており、てくてく歩いて疲れたらベンチで一休みもできます。
ベンチに腰掛けて晴れた空をのんびり眺めると、だんだんと気持ちが晴れやかに。
徳川家康も東金御殿から同じ空を眺めていたのかな、と思うと少し身近な存在に感じました。
地元の人も散歩やウォーキングに訪れており、現代ではすっかり憩いの場になっています。
ゆっくり景色を楽しみながら歩いても、20~30分ほどでぐるっと一周回れますよ。
江戸時代から現代につながる、四季の移ろいが美しい八鶴湖
徳川家康の鷹狩の際、宿泊場所として作られた東金御殿。
その庭池として作られた八鶴湖は、ゆったりとした時間が流れています。
季節の花を愛でながら、ぐるっと散策すれば気分もすっきり。
特に桜やハスの時期は、開花情報をチェックして訪れたい一見の価値ありのスポットです。
千葉の交通手段はレンタカーがおすすめ
八鶴湖へのアクセス
- 【住所】
千葉県東金市東金1415-1
※JR東金線 東金駅西口から徒歩10分程度【駐車場】 あり(無料)
※桜祭りの期間中は駐停車禁止※掲載時の情報です。最新の情報は東金市役所、または東金商工会議所の公式サイトをご確認ください。