70点のミレー作品を所蔵する「山梨県立美術館」公園内には岡本太郎の彫刻も!
山梨県|【更新日】2023年4月10日

たくさんの彫刻が展示され、山梨県立文学館とともに「芸術の森公園」内にある「山梨県立美術館」。
ミレーの作品を数多く所有しており、県外からも多くの人が足を運びます。芸術をたっぷり堪能できる美術館や公園の様子をお届けします。
目次
他県からもファンが訪れるミレーの美術館
19世紀にフランスで活躍した画家、ジャン=フランソワ・ミレーの作品を柱に、1978年に開館。現在は70点のミレー作品を所蔵しており、年4回展示替えを行っています。
自然豊かな絵が多いミレーやバルビゾン派の作品は、農業が盛んな山梨と親近感があるため、美術館にぴったりではないかと選ばれたそうです。
ミレーやバルビゾン派など見どころ満載!
《種をまく人》《落ち穂拾い、夏》などの名作を展示
ミレー館[コレクション展A]では、ミレーの油彩画が常時展示されています。
「種をまく人」と「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」は、開館当初から山梨県立美術館で所蔵している作品です。
また、2023年7月1日〜8月27日にはミレーの特別展が開催予定。会期中は特別展示室で作品が見られるそうです。詳しくはHPを確認してみてくださいね。
山梨の風景を連想させるバルビゾン派作品
[コレクション展A]の第2室では、バルビゾン派の数多くの作品を展示。
バルビゾンとはフランスのフォンテーヌブローの森に隣接した村で、テオドール・ルソー、ミレーなどがここに定住し、風景画を描きました。
山梨の自然豊かな風景をイメージさせるような作品も多くあります。
数多くの日本の近代美術作品
[コレクション展B]では年4回テーマを設けて、日本の近代美術作品を展示しています。
山梨ゆかりの作家たちの作品も多く、絵画だけでなく彫刻などの立体作品もあります。
甲府出身の版画家・萩原英雄の常設展
[コレクション展C]で見ることができるのは、山梨県出身の版画家・萩原英雄氏の作品の数々。
萩原英雄氏は甲府市出身で、2000年に全作品が山梨県立美術館に寄贈されました。革新的な技法で表現された木版画は必見です。
著名な彫刻家のオブジェも多い芸術の森公園
オブジェと富士山をいっしょに撮影
美術館のある芸術の森公園には、15体の彫刻があります。園内からは天気が良いと富士山や南アルプスを望むことができ、四季の花々を見ることも。
佐藤正明氏の「ザ・ビッグアップル No.45」越しに富士山を見ることのできる場所は、園内随一のフォトスポットになっています。
岡本太郎氏のオブジェも
園内には「太陽の塔」でも有名な、岡本太郎氏の彫刻も。1971年に制作された「樹人」は、樹木の精霊を造形したかのような作品です。
作品の周りをぐるっと一周してみると、さまざまな一面が見えるかもしれません。
ミュージアムショップでお土産選び
人気は40周年記念のミレーグッズ
美術館内にはお土産を買えるミュージアムショップがあります。
中でも人気は開館40周年を記念して作られた、ミレーの「種をまく人」をモチーフにデザインされたグッズ。
山梨県の伝統工芸品・甲州印伝で、がま口や小銭入れ、名刺入れなどがあります。
ミレーの名作をモチーフにしたお土産も
美術館の柱でもあるミレーにまつわるグッズも豊富。
レプリカの絵や、名作をモチーフにしたコーヒーやトートバッグ、ストラップ、マグネット、ブックマーカーなどもあります。
お気に入りの絵画にまつわるものを、買って帰ってみてはいかがでしょうか?
ミレーの名作に出会うなら「山梨県立美術館」へ
ミレーやバルビゾン派の作品などが多く、ファンはもちろん、芸術好きにはたまらないラインナップが揃う山梨県立美術館。
館内はもちろんですが、鑑賞後に園内を歩いても、さまざまな作品や美しい景色と触れ合えるのも嬉しいです。
甲府駅からバスも出ているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
山梨の交通手段はレンタカーがおすすめ
山梨県立美術館へのアクセス
- 【営業時間】
9時〜17時(最終入館16時半)
【住所】山梨県甲府市貢川1-4-27
【休館日】月曜(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日(日曜の場合は開館)、年末年始、その他臨時開館、休館あり
【駐車場】あり
※掲載時の情報です。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。