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日本で唯一のすし博物館!「清水すしミュージアム」で歴史と文化を楽しく学ぶ

静岡市|【更新日】2023年4月11日

日本で唯一のすし博物館!「清水すしミュージアム」で歴史と文化を楽しく学ぶ

和食を代表する「お寿司」。そんなお寿司の博物館が、静岡県にあるのをご存じでしょうか?

静岡県と言えば、かつお、桜えび、まぐろなど、日本でも屈指の漁獲量を誇る県として有名ですね。

そんな静岡県静岡市清水区にある、日本で唯一の寿司の歴史や文化を学べる「清水すしミュージアム」をご紹介します!

目次

清水すしミュージアムとは?

再現された明治の下町

清水すしミュージアム1

清水すしミュージアムは、日本で唯一の寿司博物館です。

寿司研究の第一人者であり、愛知淑徳大学教授の日比野光敏氏が監修を行いました。

館内は明治の街並みを再現しているのが特徴で、寿司について学べるエリア、まぐろを祭る神社広場などいくつかのエリアに分かれています。

駿河湾で獲れたタカアシガニがお出迎え

清水すしミュージアム2

入口でお出迎えしてくれるのが大きなタカアシガニ。

駿河湾でとれたものを展示しており、両手を広げても足りないくらいの大きさです。

入り口には寿司にまつわる豆知識が書かれた「なるほど すし辞典」が置かれています。忘れずに持ち帰りましょう!

また、館内には日本の寿司漫画を集めたマニアックなコーナーもありますよ。

歴史を感じるエリア!明治の町にタイムスリップ

道中合羽と傘で清水次郎長に!

清水すしミュージアム3

「海道一の大親分」として有名な清水次郎長。

明治維新後は渡世人から転身し、富士エリアの開拓や東海道の整備といった事業への協力や、英語塾の開講、医院の開設など地域の発展に尽力しました。

ミュージアムの撮影スポットでは、そんな清水次郎長のトレードマークである傘と道中合羽などを展示。

来館者が着て撮影することもできます。

当時の文化が感じられる下町通りや宿場通り

清水すしミュージアム4

ミュージアム内は複数のエリアに分かれていて、下町や宿場町など明治時代の街並みが再現されています。

傘や下駄、草履、台所用品など庶民の生活のほか、瀬戸物屋、飴屋といった職人の店も発見。

蓄音機や柱時計など当時の最先端グッズも目にすることができ、まるで当時にタイムスリップしたかのような気持ちになります。

突然の神社!まぐろを奉る鮨大明神

清水すしミュージアム6

下町通りと宿場通りの間にあるのが、神社「鮨大明神」です。この神社では、清水港のまぐろにちなみマグロを祀っています。

清水港は冷凍マグロの水揚げ日本一を誇り、近隣には寿司屋も多いことから寿司文化のメッカともいえる場所。

神社の隣ではおみくじもひけますよ。

江戸の屋台を再現!寿司は当時のファストフード

清水すしミュージアム6

握りずしが生まれた江戸時代は、寿司の屋台が爆発的に増えました。

当時の寿司屋台は、立ち寄ったお客さんが立ったまま寿司を2、3個つまんで帰るスタイルです。

手軽に食べられるファストフードとして、庶民を中心に人気になりました。

2、3個で満足?当時の寿司は2.5倍!

清水すしミュージアム7

握り寿司が生まれた当時、屋台で提供される寿司は一つの大きさが現在の2.5倍ほど。

おにぎりくらいの大きさがありました。そのため2、3個つまんだだけでも十分お腹いっぱいになったのです。

「鮨学堂」で寿司の歴史と文化を楽しく学ぶ

寿司の歴史を学べる「鮨学堂」

鮨学堂

「鮨学堂」は他に例を見ない寿司の学び舎。

寿司の種類や日本全国の特色ある寿司のほか、魚の食文化の伝来以降、時代の移り変わりとともに変化してきた、寿司の歴史も学ぶことが出来ます。

魚の模型、地図、漢字問題など寿司を楽しく学べる展示がいっぱい

鮨学堂1

展示では寿司の起源や歴史のほか、歌舞伎や浄瑠璃との関係も紹介しています。

寿司に関する道具や魚の模型、漢字クイズなど展示にも工夫を凝らしていて、すしについて楽しく学べますよ。

パネルで辿るすしの歴史

鮨学堂3

通路に沿って展示されているパネルでは、寿司の歴史を分かりやすく紹介。

寿司の源流からなれずし、箱ずし、握りずしに至るまでの寿司の移り変わりが書かれています。

一緒に展示された寿司の模型も注目ポイント。「ほんなれ」「いずし」など、現在は目にすることがない寿司も、分かりやすく展示しています。

いくつ分かる?魚の漢字クイズ

鮨学堂4

「鮗」「鮪」「鰍」「鱚」、なんと読むか分かりますか?

鮨学堂では寿司ネタになる魚の漢字クイズを出題しています。

展示は、くるくる回せる3面のパネルになっていて漢字、読みのほか魚のイラストが描かれています。

ゲーム感覚で学べるので、家族や友達と一緒に楽しめますよ。

寿司にまつわる道具の展示

鮨学堂5

握りずし、押しずし、酒ずしなど、寿司にはさまざまな種類があります。

寿司の進化とともに桶や押し箱、ざるなど寿司に合わせた道具も作られてきました。

ミュージアムでは実際の道具を展示し、使い方や役割をパネルで解説しています。

見るのが初めての道具でもひとつひとつに役割や使い方がわかり、見ていて飽きません。

初めて見る郷土寿司も!寿司マップが面白い

鮨学堂6

鮨学堂では日本各地の郷土の寿司を、日本の寿司マップとしてまとめ紹介しています。

使う材料や寿司の形はさまざまですが、どれも各地域の特徴が感じられます。

ご自身の出身県や気になる地域にも、きっと郷土ならではのお寿司があるのでは。日本各地の寿司を面白く学べます。

学んで楽しい、食べて美味しい!清水すしミュージアム

清水すしミュージアムはお寿司のことが学べる日本で唯一の場所。

寿司の起源から世界へ広がるSUSHI文化まで、江戸時代の風情を感じつつ幅広く学べます。

1階のすし横丁で飲食をした方は、なんと入場料が半額になるサービスも実施中。

お腹いっぱいになった後に立ち寄るのもおすすめです!

清水すしミュージアムへのアクセス

  • 【住所】

    静岡県静岡市清水区入船町13-15エスパルスドリームプラザ 2階

    【料金】 大人(中学生以上):500円 小人(4歳以上):200円(清水すし横丁ご利用の方は割引あり)

    【駐車場】 あり

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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