徳川家康の築いた「浜松城」出世城と呼ばれる訳や歴史と見どころをご紹介
浜松市|【更新日】2023年3月24日

浜松市のシンボル、浜松城。浜松城は浜松城公園内にあり、徳川家康公浜松城築城450周年で賑わいを見せている場所です。
今回は「出世城」とも呼ばれる浜松城をご紹介します。
目次
「出世城」と呼ばれる浜松城はどんな城?
浜松城は徳川家康が築いた「出世城」とも呼ばれている城。「出世城」と呼ばれる所以は、徳川家康が戦いを生き延び天下取りの夢を掴んだためと言われています。
その他にも、在城中に幕府の要職に就いた者が多かったことも由来となっているのだそう。浜松城へは、遠鉄バス「市役所南」で下車し徒歩6分でアクセスできます。
車でアクセスする場合は、浜松IC、浜松西ICから約30分です。
浜松城の天守閣の中に入ってみよう!
3階建ての天守閣にはそれぞれ見どころが満載
1958年に再建された浜松城の復興天守閣は入ることができ、1階2階は浜松城に関する展示品、3階は展望室になっています。天守閣内は映像などの解説も豊富で、家康の築いた歴史が学べるスポットです。
浜松城には「記録はないが天守はあった」「浜松城天守閣はもっと大きい説」「約400年間埋められた井戸の存在」などの謎も多数。まだ知らない浜松城の歴史にも触れられるかもしれませんよ。
自分のペースで館内を周るのも良いですが、ボランティアさんに解説をお願いすることも可能。より深く学びたい人は解説をお願いしてみるのもおすすめです。
展望室からは浜松の街を一望できる
浜松城天守閣の3階の展望室は、浜松の街を一望できる絶景スポット。取材日は天気が良かったので、遠くに富士山の姿も見ることができましたよ。
1950年以降は時代の変化と共に、周辺に行政やスポーツに関わる施設が増えてきました。
歴史ある浜松城の景観を活かした公園整備も進められており、新時代のシンボルである浜松城からは変わりゆく浜松市の様子が見渡せます。
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浜松城の天守門も歴史に触れられる必見スポット
天守門もセットで楽しもう
天守閣に入館すると、セットで天守門へも入館できます。2014年に復興整備された天守門の中では、外観からは分からない天守門の建物の構造などを見ることができました。
中は天守門について知れる展示がおこなわれており、実際に発掘調査で発見された鯱瓦や軒瓦を見ることもできます。
より理解を深めたい人は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
浜松城周辺の見どころもチェック
凛と立つ徳川家康の銅像はフォトスポットにも最適
浜松城周辺も見どころ満載です。浜松城の本丸には、1981年に建てられた「若き日の徳川家康の銅像」も。
銅像の徳川家康の手には、「勝草」と呼ばれるめでたいシダが握られており、貫禄ある佇まいに圧倒されます。
家康の銅像は記念撮影を撮るフォトスポットとしても人気です。春にはたくさんの桜が咲き誇り、また違った見応えがあるようです。
戦いを語る天守曲門も見応え十分
浜松城の外壁を見上げると、戦いを物語る天守曲門を見ることができます。
天守曲輪には石垣が残り、斜面上半分にだけ石を積んだ「鉢巻石垣」が近くで見られます。
当時浜松城を守っていた武士たちが、城を守るためにさまざまな工夫をしている様子がよく分かりますよ。
天守閣の石垣でハートの石を探してみよう
天守閣の周辺には、「野面積み」が特徴の400年前の石垣があります。加工していない自然石を積み上げている野面積みを目の当たりにできるのも、浜松城を訪れる醍醐味。
また、石垣でハートの石を探してみるのも楽しみ方のひとつです。たくさんの石が積み重ねられた石垣の中から、ハートの石を見つけ出せたらラッキーかも。
浜松の歴史とゆかりを辿るには浜松城がおすすめ!
浜松城は、天守閣や天守門で歴史を感じることができるだけではなく、周辺にもたくさんの見どころがそろっています。
浜松の歴史とゆかりを知りたい人には、ぜひ立ち寄って欲しいスポットです。浜松の歴史を知ることで、また違った浜松の魅力を再発見できるのではないでしょうか。
浜松城へのアクセス
- 【住所】
静岡県浜松市中央区元城町100-2
【料金】 入館料200円( 高校生以上)
【駐車場】 あり
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。