紫尾山の麓、紫尾温泉にある「くすのき荘」。トロトロの温泉が楽しめるだけでなく、夜は満天の星が輝き初夏には蛍が見れるなど、自然豊かな面もこの宿の魅力です。近くを流れる紫尾川のせせらぎと温泉に癒されましょう。

客室は、半露天付き「北薩の晃（ほくさつのひかり）」をはじめ、和室にベッドが付いた「黄峰（おうほう）」、8畳と10畳の広々とした和室など全10室。川沿いに面した和室は、川のせせらぎが心地よく、季節によって風情ある景色を眺められます。

ロビー内の売店には、温泉で作った石鹸や化粧水などが並びます。ここでしか買えない「桃黒酢」も販売しており、手土産にもぴったり。また、カラオケルームやダーツなど館内施設も充実しています。

まるで化粧水のように、トロリとした肌触りが自慢の天然温泉。アルカリ性単純硫黄泉で、加水・加温しない100パーセント自家源泉の湯です。ほんのりと硫黄の香り漂います。温泉をパフに含ませてパックにすると、肌もしっとりもちもちに。

露天風呂では季節で表情を変える景色に癒されながら、湯浴みを楽しみましょう。コバルトブルーの湯には、湯の花が舞います。内湯と水風呂も備えており、さまざまな湯船で良質な湯を堪能できますよ。

毎朝、市場から仕入れた新鮮な魚を味わえる刺身や、鹿児島産黒豚の鉄板焼きなどさまざまな種類の食事を贅沢に堪能できる夕食。見た目も色鮮やかに盛り付けられ、職人の技が随所に感じられます。温泉水割りで頂く焼酎も絶品です。

朝食に付くショットグラスに入った「桃黒酢」は、桃の甘い香りと黒酢の酸味がさっぱりとしており、食事前の口直しにうってつけ。温泉水で作られた湯豆腐は、口どけなめらかで昆布の出汁がやさしく染みわたります。

5月中旬から6月にかけて、宿の裏を流れる紫尾川でホタルを見られます。人工の灯りが少ない中、幻想的に輝くホタルは圧巻。満天の星空にも心身ともに癒されます。