さっぽろ雪まつりの歴史
大通公園の歴史は1871年に、札幌の中心部を官庁街と住宅・商業街に分けるといった大規模な区画の構想から成り立ち、多目的に活用されるようになってから市民の憩いの場として整備が進められてきました。その後には美しい花壇や噴水が組み合わさり、花壇づくりを競うコンクールなどが開催され企業や各団体がふるって参加するようになります。大通花壇として有名になると札幌市民の憩いの場としてだけでなく、観光として訪れる人たちで賑わうようになっていきました。
しばらくして1950年、戦後まもなくの暗い世相を勇気づけるように、中学・高校生が6つの雪像を大通につくりました。また、カーニバルなどの催し事や雪あそびを楽しむ為に市民が集まるようになり、これが「さっぽろ雪まつり」のはじまりとなったのです。大きな雪像が作られるようになると国内外からの観光客も増え、現在では200万人もの人たちが訪れるほどの大きなイベントとなりました。