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マウンテンシティリゾート

マウンテンシティリゾート“旭川”
そんな日々の一コマを切り取った記事

更新:2020年02月19日

北海道内陸部に位置する上川盆地はウィンタースポーツのメッカ。エリア東部には大雪山国立公園が広がり、降雪量や軽い雪質は世界的にも注目を集め、利便性の良い都市と手つかずの自然が共存するマウンテンシティリゾートとして冬になると海外からもスキーヤーが訪れます。そんなマウンテンシティーリゾートに暮らす地元のスキーヤー、スノーボーダーはゲレンデに飽き足らず、公園や近くの斜面で雪遊び。その様子をご紹介します。

春光台公園

1月、某日。

今年は全道的に雪が少ないと言われながらも旭川市内はもっさり軽い雪が積もっています。

目指すポイントは春光台公園。クロスカントリーコースから街並みが一望できる斜面が待っています。ウェアをまとい、滑走具とママさんダンプ、スコップを持って、いざ滑走ポイントに向かいます。

さて一体この方々、何を始めるのでしょうか...。
春光台公園

この春光台公園は北海道スキー発祥の地として知られる場所。以前は春光台公園スキー場として利用されていました。

明治45年2月、オーストリアのレルヒ中尉がここで師団や旭川中学校(現旭川東高校)の学生に「オーストリア流の単杖スキー」を指導した記録も残っています。
キッカー

軽く一本、滑ったら、さっそく遊び場づくり。キッカー(ジャンプ台)を作ります。

ということは...。

そう。人口30万人を超える北海道第二の都市でありながらそのすぐ側には山、緑、川など大自然が広がっているこの旭川。

その大自然で育った熱狂的な旭川市民の方々は、これからスノーボードを楽しむべく公園にお手製のジャンプ台を作ろうとしているのです。

これから公園使う道具はもちろん除雪道具。北海道の冬の定番。真紅のママさんダンプとスコップを使って、斜面から一段下のポイントを圧雪していきます。
キッカー

キッカーのサイズ幅は約3メートル。ちょうど旭川の市街地に向かって飛び立つように、角度をつけて雪を盛ってキッカーを固めていきます。

ママさんダンプは普段の除雪で愛用のもの。今日の気温はマイナス4℃ですが、ウェアの中は汗ばんできました。
こだわりの仕上げ作業

キッカー作りで一番大切なのはリップ(ジャンプ台の先端)の処理。

小ぶりのアルミ平スコップで丁寧にラインを揃えてリップをシェイプしていきます。

ここまでくるとエアーのイメージも徐々に固まってきます。早く飛びたい!
ドロップ

キッカーが完成したら早速ドロップ。

高低差約25mながら斜度はおよそ30度。上から見下ろすと結構急に感じます。

キッカーの角度やリップの処理でジャンプの高さや距離が変わるので、初めて飛ぶ瞬間はやはりドキドキ。
サイドフリップ

イメージ通りにキッカーに侵入し、サイドフリップをかます。

着地も成功。

キッカーの下はふかふかの雪原なので着地に失敗しても体が雪に埋まるだけ。
バックフリップ

今回作ったキッカーはどちらかというとスノーボード向き。リップが上むきに角度が付いているので飛距離よりも高いエアーが可能です。

滑り降りてキッカーに入り、大きく踏み込んでジャンプ。くるりと綺麗に回りました。
初めはみんなこんな感じ

実際に初めてのジャンプは怖いもの。斜度やキッカーに入る直前に膝にかかる重力で腰が引けてしまいうこともしばしば。

こうやって旭川っ子は度胸は鍛えられていくようです。

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滑って飛んでは登っての繰り返し

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何度やっても飽きません

福吉カフェ

ローカル情報はご当地カフェで

ご紹介した春光台公園のキッカーは、観光で旭川にいらした方にはなかなかたどりつけない穴場かもしれません。

そんな旭川のローカル情報はどこで手に入るのか気になるところ。

それなら、地元っ子御用達のカフェが一番のおすすめ。

市内中心部のやや外れに位置する福吉カフェ旭橋本店には、マウンテンシティリゾートの地域情報や周辺地域で行われるイベント情報が集まります。
福吉カフェ

福吉カフェには旭川ラブなスタッフがたくさん。

日頃から観光客の皆さんに地元目線のおすすめスポットを提供しています。

普段から地元紙や地元客との会話から地域情報を仕入れているので、ちょっとしたことでもスタッフに聞けば、耳寄りな情報が返ってきます。
フライヤーボード

店内奥には、旭川家具職人がDIY感覚で作ったフライヤーボードが。

ここには周辺の観光施設のチラシやイベントパンフレットなどがおいてあり自由に持ち帰ることができます。

情報発信スペースがあるからと周辺情報も自然と集まるほか、旭川を「道北の玄関口」として捉え、旭川だけではなく道北一円のアウトドアやカルチャーなどの情報も扱っています。
さらに嬉しいのがローカル情報を尋ねる際、特にカフェで買物する必要はないといいうこと。

観光情報施設として気軽に利用できるように店内の出入りは自由となっているんです。
トキワ焼き

福吉カフェ旭橋本店名物「トキワ焼き」。北海道遺産 旭橋を模ったデニッシュたい焼きです。

ワンハンドで食べられるのが嬉しいご当地おやつ。
ぜひ旭川に来た際にはローカル情報を仕入れに福吉カフェに立ち寄って、旅の作戦会議を立ててはいかがでしょうか。

旭川ラブなスタッフが親切に対応してくれます。
道北の食材を随所に使用したカフェメニューやお食事を提供するご当地カフェ。大正時代に建てられた歴史建築をリノベーションし、店内には旭川家具も多数使用。観光情報拠点としても利用できサイクリストやツーリスト、ドライブ客も多く訪れます。wifi完備、夏季にはレンタサイクルステーションにもどうぞ。

福吉カフェ旭橋本店

【営業時間】9時~20時
【定休日】無休
【住所】旭川市常盤通2丁目1970-1
【交通アクセス】JR旭川駅から徒歩約20分 バス停「常磐公園前」目の前
【駐車場】無料(約10台分あり)
【問い合わせ(TEL)】0166-85-6014) 
【公式サイト】 http://www.fukuyoshicafe.com

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