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旭橋

旭川の冬はつとめて
旭橋周辺の河畔林を早朝散歩してみる

更新:2020年03月12日

旭川市内 中心市街地の北の縁、石狩川と牛朱別川が合流する中洲に位置する「リベライン旭川パーク」。まちなかから手の届く自然空間と、新雪積もる雪原の中に、早朝散歩に出かけました。

雪原

河畔に広がる雪原を歩く。


誰も足を踏み入れていない白いキャンパスに自分の足跡をつけていくのは、なんとも気持ちがいいものです。

降り積もった雪も軽いパウダースノー。スイスイと足が前に進みます。

エゾユキウサギの足跡

これは、エゾユキウサギの足跡のようです。

人口30万以上の都市の中心部すぐそばで、生息している面影を見られるなんてちょっと驚き。

まちなかは天敵のカラスがたくさんいるため自分たちから近づくことはなく、さらに冬は真っ白の毛で包まれていて、雪の中から探すことも困難なエゾユキウサギ。

普段はなかなか姿を見ることはできませんが、雪原に残った足跡がその存在を教えてくれるなんて、なんてロマンチックなんでしょう。
木花

これは「樹氷」と呼ばれる現象。

冷えた空気が木々の枝にぶつかり、凍りついて成長したものです。

別名 木花(きばな)とも呼び、旭川の有名菓子店、壺屋総本店の地元銘菓「き花」もこの樹氷をコンセプトに作られたのだとか。
フロストフラワー

湖で見ることのできる、「フロストフラワー」。

結氷した氷の表面に霜の結晶がつき、それが夜から朝にかけての冷え込みとともに成長して、氷の花になる自然現象です。

この日の朝はマイナス18度まで冷え、風もなかったので石狩川の水面も凍り、きれいな「フロストフラワー」が咲いていました。
けあらし

旭橋から眺める石狩川、水面からはうっすらと蒸気霧が立ち上っているのが見えます。

旭川ではこれを「けあらし」と呼んでいて、冷え込んだ早朝はこのあたり一帯が幻想的な景色に包まれます。

川面には氷片が悠然と流れる景色も、旭川ならでは。


エゾユキウサギの足跡、樹氷、フラストフラワー…。こんな街中のすぐそばで、冬の自然の神秘に触れられる場所があるなんて。

遠くから多くの人が訪れ、集う観光地とはまた一味違う、誰もいない雪原。

そんなリアルな自然を、自らの足と、手と、目で確かめに行くリベラインパークの早朝雪散歩です。

旅路の片隅にひっそりと残るひと時の体験に、いかがでしょうか。
「リベライン」とは、『川辺の』『川辺に住む』という意味。豊かな川資源を市民の憩いの場として活用すべく、公設された市民公園です。旭橋を望む絶景スポットであるほか、夏は涼みにぴったりの噴水、お子さんが楽しめる遊具など公園としての昨日も充実。夏は花火大会、冬は「旭川冬まつり」が開催される場所でもあります。旭川市民なら誰もが知っている、定番の休日スポットです。

リベライン旭川パーク

【営業時間】24時間
【料金】入園無料
【住所】北海道旭川市石狩川河畔
【交通アクセス】旭川駅からバスで15分
【問い合わせ(TEL)】0166-52-1934(公益財団法人旭川市公園緑地協会)

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