1. 東京スカイツリー®を徹底ガイド

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

東京スカイツリー®を徹底ガイド

  スカイツリーを中心に広がる東京スカイツリータウン®には、グルメやショッピングが楽しめる東京ソラマチ®、水族館、プラネタリウムなどが集結。1日遊べるエンターテイメントタウンだ。 ●写真提供:東京スカイツリー®、東京スカイツリータウン®、東武ホテルマネジメント

最新技術を結集して誕生したスカイツリー

  下町情緒が残る墨田区に誕生し、東京の新名所としてすっかり定着したスカイツリー。高さ634メートルの自立式電波塔で、ギネス世界記録TMに認定された世界一高いタワーだ。2つの展望台からは、晴れていれば都心を眼下に見晴らし、富士山まで望む雄大な風景が望める。景色を楽しみながら食事ができるレストランやカフェあり、ショップでは公式キャラクター「ソラカラちゃん®」グッズなども販売している。スカイツリーを中心に広がるスカイツリータウンには、300以上のショップが入ったソラマチや、水族館などもあって、見て、食べて、遊んで、子どもから大人まで楽しめるスポットになっている。

まずはスカイツリーの美しさを観察!

展望シャトル内部のパネルももこの美しさ

  スカイツリーのイメージは、空に向かって伸びる大きな木だという。最新のテクノロジーを駆使して作られたタワーは、美しさも兼ね備えている。中に入る前に外からじっくり見てみよう。日本の伝統建築に見られる“そり”や“むくり”といった曲線を取り入れた姿は、凛として優美。かすかに青みを帯びた“スカイツリーホワイト”とよばれるオリジナルの白色も上品で、周りの風景と調和している。タワー全体がライティングされる夜も必見。隅田川の水をモチーフとした淡いブルーが基調の「粋」、江戸紫をテーマカラーとした「雅」の2種類のライティングが1日交代で見られ、日によって特別ライティングが行われることもある。
中に入って、展望台に着くまでも楽しめるのがスカイツリーだ。展望台へは4階の入口フロアから展望シャトル(エレベーター)で上る。4基ある展望シャトル内にはそれぞれ、春のサクラ、夏の隅田川、秋の祭り、冬の都鳥をデザインしたパネルが設置されている。パネルには江戸切子や江戸押絵羽子板など、地元墨田区に伝わる伝統の工芸技術が生かされている。墨田川の花火を江戸切子で表した夏のパネルなど、乗り込んだ乗客から思わず「わぁ」と歓声が上がる美しさだ。

晴れていれば富士山も!「展望デッキ」から見る360度の眺望

夜景を眺めながら「Sky Restaurant 634」でデ

  スカイツリーには2つの展望台がある。地上350メートルの「展望デッキ」は、フロア350、345、340の三層がらせん状につながるような構造だ。最上部のフロア350からは、晴れていれば富士山や筑波山など約70キロ先まで望める壮大な眺望が広がる。都心の高層ビル群も手のひらに乗りそうなほど小さく見えて、改めてその高さを実感できる。眺望を楽しむための工夫も施され、展望デッキで見られる360度の景色を時間を変えて映し出す東京時空ナビや、約200年前の屏風絵図と現在の眺望が比べられる江戸一目図屏風などがある。ひと回りしながら345に下りると、眺望を楽しみながら食事ができる「Sky Restaurant 634(むさし)」や」、オリジナルグッズなどを販売する「THE SKYTREE SHOP」がある。フロア340には、真下が見えるガラス床があって、スリル満点だ。フロア350と340にある「SKYTREE CAFE」ではスイーツなどが食べられる。さらに上がった地上450メートルの「展望回廊」はまるで空を旅する気分。照明や音響の演出で浮遊感などが感じられる演出もされている。

ソラマチでしか買えない限定みやげを探そう

憩いの広場も広がる東京スカイツリータウン®

  スカイツリーを中心に、約3万6900平方メートルのスカイツリータウンが広がっている。ソラマチは、新業態の店や全国の名店など300点以上の店が並ぶグルメとショッピングのゾーン。ファッションや雑貨などさまざまな店があるが、ぜひのぞいてみたいのがスイーツの店だ。パッケージにスカイツリーが描かれたチョコレートやアイシングクッキーなど、ここでしか買えない限定品もあるので、お土産に喜ばれること間違いなし。「東京ばな奈」もソラマチ店だけのヒョウ柄バージョン「東京ばな奈ツリー」を販売している。
レストランでは、スカイツリーを目の前に望む「天空ラウンジ TOP of TREE」や世界各国のビールが揃う「世界ビール博物館」、下町の味「月島もんじゃだるま」、つけ麺の「六厘舎 TOKYO」など話題豊富な店が揃う。
ほかに、約400種1万点の海洋生物が見られるすみだ水族館では、世界自然遺産の小笠原諸島の海を再現した“いのちのゆりかご・水の恵み”の大水槽などが広がる。最新鋭のシステムで約40万個の星を映し出す「コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン®」では、リアルなCG画像や立体音響を駆使したオリジナルプログラムが人気だ。
スカイツリーを見上げる「スカイアリーナ」や「ドームガーデン」などの広場でひと休みしながら、たっぷり遊び尽くそう。

東京スカイツリー®の施設情報・交通アクセス

  住所:東京都墨田区押上1-1-2
電話:0570-55-0634(東京スカイツリーコールセンター、9時~20時)
営業時間:展望台は8時~22時(最終入場は21時。特定日の営業時間延長や、強風などで変更・中止の場合もある)
休業日:なし
料金:展望デッキ(350㍍)は当日券2000円、事前購入券2500円、展望回廊(450㍍)は当日券のみで1000円。展望デッキ入場券には日時指定券(Webで事前予約)、当日券、日付指定券(旅行会社などでプラン予約)の3種類がある。

車で

  首都高速6号向島線駒形出入口から浅草通り経由2キロ、4分。
地下駐車場普通645台、立体駐車場270台(7時30分~23時、入庫は22時まで。30分ごとに350円。ソラマチで1店舗の購入金額3000円以上で1時間無料、5000円以上で2時間無料。*日曜・祝日は、立体駐車場は7時30分~10時は閉鎖)。

電車で

  東京駅から横須賀・総武線快速8分の錦糸町駅で地下鉄半蔵門線に乗り換えて2分、押上(スカイツリー前)駅下車徒歩3分。

シャトルバスで

  東京駅からスカイツリーシャトル®で約30分

施設情報

  ■Sky Restaurant 634
住所:東京都墨田区押上1-1-2/電話:03-3623-0634/営業時間:11時~16時(最終入店14時30分)、17時30分~23時(L.O.は食事20時30分、ドリンク21時30分。ディナータイムは小学生以下の入店不可)/休業日:スカイツリーに準ずる

■SKYTREE CAFÉ
住所:東京都墨田区押上1-1-2/営業時間:8時~21時45分(L.O.は21時15分)/休業日:スカイツリーに準ずる

■THE SKYTREE SHOP
住所:東京都墨田区押上1-1-2/営業時間:8時~21時30分/休業日:スカイツリーに準ずる

■東京ソラマチ®
住所:東京都墨田区押上1-1-2/電話:0570-55-0102(東京ソラマチコールセンター、10時~21時)/営業時間:10時~21時(6・7・30・31階は11時~23時)、一部店舗により異なる/休業日:不定休

■すみだ水族館
住所:東京都墨田区押上1-1-2/電話:03-5619-1821/営業時間:9時~21時(入場は~20時)。季節により変動あり/休業日:なし(施設点検などで臨時休業あり)/料金:大人2000円、高校生1500円、中・小学生1000円、幼児(3歳以上)600円

■コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン®
住所:東京都墨田区押上1-1-2/電話:03-5610-3043/営業時間:11時の回~21時の回(毎時00分開始)/休業日:不定休(作品入れ替え時は休館)/料金:大人1100円、子ども(4歳以上)500円、(ヒーリングプログラムは一律1400円で小学生未満入場不可)

バスツアーで東京スカイツリーへ行こう

  車だと渋滞が気になったり、電車だと座れなかったり…スカイツリーまでの移動時間は結構苦労する人が多いようだ。特にスカイツリーの場合は、展望台へのチケットの手配が必要になる。そこでおすすめなのが “バスツアー”。

バスツアーならチケットも含めて、席も確保されているので安心。
運転する必要がないので、友達や家族との会話も楽めるし、昼寝も自由。
車窓から東京の街並みを楽しみつつ、お酒を飲むのもありだろう。

≪東京発≫東京スカイツリーへ行くバスツアー

×