北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
更新:2022年09月27日
毎年2月初旬に開催される「さっぽろ雪まつり」は、札幌市の人口を超える観客が世界各国から集まる一大イベントです。近年では、大規模なプロジェクションマッピングなども行われいっそう華やか。満喫の秘訣を紹介します!※記事内容は2019年開催の様子
[たびらいセレクション]
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さっぽろ雪まつりは、大雪像・大氷像が並ぶメイン会場の大通会場(大通公園)のほか、すすきのエリアにある「すすきの会場」と札幌市東区の「つどーむ会場」があります。 「すすきの会場」は、札幌駅前通りの南4条から南7条までが歩行者天国となり、「すすきのアイスワールド」の名前で精巧な氷の彫像が60基も並びます。 ススキノの夜を楽しみながら氷像を鑑賞するもよし、温かい飲み物などを販売する「アイスバー」を楽しみつつ、ライトアップされたり、ススキノのネオンサインに彩られた氷像の写真を撮るもよし。 大通会場からは、地下鉄駅ひと駅の距離で、地下街「ポールタウン」を利用して移動もできるので、大通会場を訪れた際は、ぜひ足を延ばしたい会場です。 つどーむ会場は、大きなすべり台「チューブスライダー」や「氷のすべり台」をはじめ、雪とふれあいながら大人も子どもも楽しめる体感的ファミリー向け会場です。 屋外のほか、スポーツ施設「つどーむ」内にも子供向けアトラクション「つどーむキッズパーク」や飲食コーナーが設置されているので、寒さ対策も万全。小さな子どもも安心して楽しむことができます。 会期中、「つどーむ会場」へは大通公園・JR札幌駅・地下鉄東豊線「栄町駅」から便利なシャトルバスを利用できるので、小さな子どもと一緒の雪まつりは、ぜひ、つどーむ会場へ行って楽しんで。 ■すすきの会場 【日程】2024年2月4日(日) ~11日(日・祝) 【営業時間】見学自由(ライトアップは23時まで※最終日は22時まで) 【会場】すすきの(札幌市南4条通から南6条通までの西3・4丁目(駅前通)市道) 【住所】北海道札幌市中央区南4条西4丁目~南6条西4丁目 【交通アクセス】地下鉄:南北線すすきの駅から徒歩すぐ 【駐車場】近隣駐車場を利用 【問い合わせ】011-518-2005 /すすきの観光協会 ■つどーむ会場 【日程】2024年2月4日 (日) ~11日(日・祝) 【営業時間】10時~16時 【会場】つどーむ(愛称/札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム/屋外会場・屋内会場あり) 【住所】札幌市東区栄町885-1 【交通アクセス】大通公園・JR札幌駅・地下鉄東豊線「栄町駅」よりシャトルバスあり(レンタカー駐車スペースはありません) 【問い合わせ】011-281-6400(さっぽろ雪まつり実行委員会) 【公式サイト】http://www.snowfes.com/
1950年(昭和52年)に寒い北海道の冬を楽しもうという目的で、雪捨て場だった大通公園に中高生が6基の雪像を造ったことなどをきっかけに始まった「さっぽろ雪まつり」。 その歴史を知ることができる施設が「さっぽろ雪まつり資料館」です。 「Boys, be ambitious!」という有名なフレーズで知られる北海道縁の人、クラーク博士の像や、高台から眺める札幌の街の風景、羊が草を食むのどかな光景などで有名な札幌の人気観光スポット、"さっぽろ羊ヶ丘展望台"にある「さっぽろ雪まつり資料館」では、さっぽろ雪まつり第1回からこれまでのポスターや、大通会場で造られる大雪像の詳細な模型などを見ることができます。 特に大雪像の詳細模型は、模型そのものが精巧に作られた芸術作品のようで、一見の価値あり。 ビデオで映し出される雪まつり風景なども楽しめるので、さっぽろ雪まつりに感動したら、ぜひ雪まつりにまつわる資料館にも足を運んでみて。 ■さっぽろ雪まつり資料館 【住所】北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地さっぽろ羊ヶ丘展望台 【営業時間】4月~5月/9時~17時 6月~9月/9時~18時 10月~3月/9時~17時 【定休日】なし 【入場料金】大人600円、小・中学生300円 【交通アクセス】レンタカー/JR札幌駅から国道36号線経由30分 バス/地下鉄東豊線「福住駅」より中央バス(福84)利用で10分 【問い合わせ(TEL)】011-851-3080(羊ヶ丘展望台事務所) 【公式サイト】https://www.hitsujigaoka.jp/facility/sapporo_snow_festival_museum/
この期間、小樽はメーン会場「運河会場」「手宮線会場」「朝里川温泉会場」と準メーン会場「小樽芸術村会場」の4カ所を中心に街がアイスキャンドルやスノーオブジェ、ワックスボウルで飾られる幻想的なフォトジェニックスポットになります。 雪まつり「大通会場」から徒歩移動可能なJR札幌駅から電車やバスを利用し、早ければ1時間未満で小樽に到着するので、体力が許せば、札幌で雪まつりを見たのち、15時くらいから小樽に向かって夜のライトアップを楽しむことが十分可能です。 また、さっぽろ雪まつりや小樽雪あかり鑑賞で冷え切った体にぜひ堪能していただきたい小樽グルメが「しりべしコトリアード」。 フランス・ブルターニュ地方の郷土料理"コトリアード"(食べるスープ)を小樽を含む後志(しりべし)エリアの食材をふんだんに使った地元グルメが「しりべしコトリアード」です。 洋風鍋料理とも呼ばれるコトリアードは、海の幸、山の幸が豊富な北海道・後志エリアならではの新鮮魚貝などをおいしくいただけるスペシャルなメニュー「しりべしコトリアード」として開発され、小樽ワインをはじめ、北海道ワインとの相性もぴったり。小樽市内をはじめ後志エリアのお店で一度は食べたい料理です。なお、例年、2月は、しりべしコトリアードの特別メニューや特典付きスタンプラリーなども実施しているので、ぜひチェックしてみて。 ■小樽雪あかりの路 【開催日時】2024年2月10日(土)~17日(土)予定(変更の可能性あり) 【問い合わせ(TEL)】0134-32-4111 【交通アクセス】電車/快速エアポートでJR「新千歳空港」から約1時間10分、「札幌駅」から約34分。JR小樽駅下車。手宮線会場へは徒歩約10分、運河会場へは12分。 バス/札幌駅前ターミナルから高速バスを利用し、約1時間で小樽駅前ターミナル到着。 【公式サイト】http://yukiakarinomichi.org/ ■しりべしコトリアード 【公式サイト】http://shiribeshi-gourmet.com/
終戦から間もない昭和25年(1950)。札幌がまだ復興のさなかにあった時代、街を活気づける目的もあり、地元の中高生が、雪捨て場となっていた大通公園に6つの雪像を設置したのがさっぽろ雪まつりの発祥。雪合戦や雪像展、カーニバルなどのイベントも行われ、5万人余の人出で賑わった記録が残っています。 半世紀以上にわたって続いてきた雪まつりの歴史は、さっぽろ羊ヶ丘展望台の「さっぽろ雪まつり資料館」でも鑑賞可能。開催パネルや記念バッジ・絵はがきなどの資料も多数展示されており、北海道の冬の一大イベントの背景を知るのにぴったりの施設です。機会を見つけ、ぜひ足を運んでみて。 初の大雪像として、高さ約15メートルの「昇天」が制作されたのは1953年のこと。1955年には、現在も高い技術で観客を魅了する陸上自衛隊が大規模な雪像作りに参加しました。1959年には2500人を動員する雪像制作がテレビや新聞で紹介されたことで、翌年以降、本州からの観光客が多数訪れ、さっぽろ雪まつりは全国での知名度を高めました。さらに1972年、札幌で開催された冬季オリンピックを機会に、世界に知られる存在となったのです。 メイン会場は、大通ビアガーデンやさっぽろオータムフェスト、YOSAKOIソーラン祭りなど、札幌随一のイベント広場としても知られる大通公園。そのほかにも60基の氷像が立ち並ぶ「すすきの会場」、雪のアトラクションが多数用意され、ファミリーに人気の「つどーむ会場」も。さっぽろ雪まつりは、各エリアの特色を生かしながら毎年新たな工夫が凝らされています。
■大通会場 【会期】 2024年2月4日(日)~11日(日・祝) 【場所】 札幌市中央区大通西1丁目~12丁目 【問い合わせ(TEL)】 011-281-6400(さっぽろ雪まつり実行委員会) ■すすきの会場 【会期】 2024年2月4日(日)~11日(日・祝) 【場所】 札幌市南4条通から南6条通までの西3・4丁目(駅前通)市道 【問い合わせ(TEL)】 011-518-2005(すすきの観光協会)【公式サイト】http://www.snowfes.com/
車で
新千歳空港から道央自動車道、国道36号線を経由し、約50キロ、約1時間。 ※大通公園周辺では、公共、または一般駐車場を利用
JRで
新千歳空港から快速エアポートを利用、約1時間。 JR札幌駅からは地下歩行空間を利用し、徒歩約10分。 札幌市営地下鉄「大通」駅直近
雪まつりを楽しむための便利ツールなどはありますか?
札幌観光協会公式のスマートフォンアプリ「さっぽろグルメクーポン」は雪まつりの公認アプリとなっています。このアプリでは、イベント情報など、会場の最新情報を見ることができます。市民雪像への“人気投票”をアプリ上で行うことができ、評判となっていますよ。また、公式ウェブサイト上ではブログも作成しており、雪まつりの様子や話題を提供していますので、ぜひご覧になってみてください。
見学に適した服装は?
長時間、外で過ごすことになりますので、シャツ、セーター、コートを重ね着するのが適当です。コートは厚手のもの、あるいはスキーウェアのように、しっかり防寒できるものを用意しましょう。また、帽子や耳あて、手袋も必要です。つどーむ会場で思いっきり雪遊びを楽しむなら、特にお子様にはスキーパンツや長靴を履かせ、汗をかいた時のための着替えも準備しておくとベストです。
記念グッズなどはありますか?
公式キャラクターをデザインしたオリジナルグッズを、年ごとに販売しています。コレクターに人気のピンバッジをはじめ、ストラップや文具類、Tシャツにマグカップなど、バラエティ豊か。会場内のほか、1月中はネット販売も予定していますので、詳細は公式HPをチェックしてください。品切れの場合、早めに販売を終了することがあります。
雪像作りに参加することはできますか?
昭和62年(1987)から、大雪像制作への市民参加を実施しています。例年、開催前年の11月いっぱいくらいまで募集を行い、1月中旬~2月初頭までの期間中2回以上参加できる16歳以上の方(夜は20歳以上の方)を対象に募集を行っています。また、小雪像(市民雪像)は前年11月から公募を行っていますが、例年7~10倍の競争率で狭き門となっています。いずれも短期観光の方には参加が難しいかもしれませんが、つどーむ会場で実施している雪だるまづくりは随時体験可能です。
大通公園の交通規制などはありますか?
大通会場は一方通行となりますので、子どもさんが逆行して迷われることのないよう気をつけてください。大通公園北側が東~西への一方通行(さっぽろテレビ塔~札幌資料館方面)、南側が西~東への一方通行(札幌資料館~さっぽろテレビ塔方面)となります。