観光牧場とは一味違う体験ができるスポット「高秀牧場」。いすみの大自然の中で食や命とじっくり向き合ってみませんか。
のどかな景色が広がる牧場を見れば、気分は北海道
まるで北海道?鮮やかな緑と青く澄み渡る新鮮な空気

いすみの山の中を進んでいくと、突如あらわれる牧場。どこまでも続く青と緑の美しい自然は、時間を忘れてずっと見ていられる癒やしの景色です。
すっきりとした空気を鼻からいっぱい吸い込むと、とても清々しい気持ちに。
県道151号を進んでいくと、牛の絵がついた高秀牧場の看板が出てくるので目印にしてくださいね。
いくつ見つけられる?牛モチーフのアイテムたち

牛のテーブルや、牛の時計など、高秀牧場には牛をモチーフにしたモノがあちこちにあります。ミルク工房の中はもちろん、外にも牛柄や牛をデザインしたものが。
牧場を訪れたら、牛モチーフのアイテムを見つけるのも楽しみのひとつです。
牛のテーブルの耳にはお客様ノートも。ここを訪れた人たちの記録を読んだり、自分で書きこんだり楽しみは色々。
晴れた日の特等席はこの場所!のんびり過ごせます

外にはテラス席もあるので、晴れた日は外で飲食を楽しむことができます。ブランコベンチに揺られながら、ぼんやりと過ごす時間も旅の醍醐味。
ブランコベンチに座ると、ちょうど牛さんのお家が見えるベストポジション。取材した日はみんな牛舎の中でお昼寝をしたり、のんびりとくつろいでいました。
牛さんたちの自然な姿を見ることができる貴重な場所です。
個性豊かな牛たちは顔や模様も色々でとってもキュート
牛たちを見ていると自然と気持ちも穏やかに

たくさんいる牛さんですが、模様はもちろん、よく見ると顔もシャープな子やふっくらした子など個性豊か。名前のボードもあるので、名前を知るともっと愛着が湧くこと間違いなしです。
とても近い距離で牛さんに会えるので、最初はその大きさに驚く方もいるそうです。差はありますが、体高が小柄な女性~大柄な成人男性ほどあるため間近で見ると迫力がありますよ。どっしりとした体ながら、のほほんとした雰囲気のギャップがたまりません。
かわいい子牛や生まれたての赤ちゃん牛にも会えました

取材日の前日に牛の出産があったそうで、牛舎には生まれたての赤ちゃんがいました。母牛と一緒に仲良く過ごしていて、思わず「かわいい~」と心の声がポロリ。生まれたばかりですが、想像以上に大きくて驚きました。
子牛も牛舎で一緒に生活しており、母牛と比べるとまだまだ小さくあどけない姿。いつまでも見ていられる可愛さがありますよ。
ゆったりと過ごしている牛たちの姿をみてほっこり

お天気が良かったものの、ほとんどの牛さんは牛舎でリラックスしていました。 前日に酪農体験があったそうなので、もしかして牛さんも疲れてしまったのでしょうか。
こうしてのほほんと過ごしている牛さんたちを見ていると、せわしない日常を忘れてしまいそうになるほど。
自然豊かな場所とのんびりした牛さんたちから、穏やかな気持ちにさせてくれる不思議なパワーを感じました。
お一人様からグループ家族まで、みんな楽しい酪農体験
酪農体験は要予約!早めの計画がおすすめの理由

高秀牧場は観光型牧場ではなく、酪農家が営む牧場のため酪農体験には予約が必要です。公式ホームページで酪農体験開催日のお知らせが確認できますよ。開催日以外でも、体験の相談は可能なのでまずはお問い合わせを。
大型連休や夏休みなどは、早くから予約が埋まることもあるそう。
最少催行人数は5名から、体験当日から2日前までにWebチケットの購入で申込み完了です。
家庭菜園や食育に興味がわいたら酪農体験へGO

家族連れから年配のご夫婦まで、実に様々な方が参加される酪農体験。中にはお一人で参加される方も。家庭菜園で堆肥に興味が出た方、食育に関心がある方など色々なきっかけから体験にいらっしゃるそうです。
身近な牛乳について、改めてじっくりと知る機会は食について考えるいいチャンス。牛さんを通じて、酪農や自然に触れることができますよ。
本気の酪農体験で、命をいただく意味を考えるきっかけに

観光型牧場とは違う、酪農家だからこそ体験できる本気の酪農体験。牛乳ができるまでの流れ、牛の一生や牛ふん堆肥についての解説つきで、しっかりと牛さんと向き合います。
乳搾り体験もじっくりできるのは高秀牧場ならでは。いただきますの意味を改めて考えるきっかけになりますよ。
SDGs時代の酪農についても肌で感じることができるので、子どもから大人までしっかり学べる体験です。
おいしい乳製品がズラリ、食事やスイーツが楽しめる
レシピは約120種類!季節ごとに食べたいジェラート

ジェラートのメニューは常時12種類ほどがラインナップ。柚子をはじめとした季節のフルーツや、和の素材を使ったものなど、食べてみたいメニューばかり。
ジェラートは全て手作りで、使用する季節のフレーバーもなるべく地元のものを使い、お店のスタッフたちでレシピ開発をしているそう。
約120種類ほどあるジェラートのメニューは季節ごとに入れ替わるので要チェックです。
ジェラートのダントツ人気はもちろんこの味です!

今回、牧場を案内してくださった馬上さんに人気のフレーバーを聞いたところ「ダントツでミルクです!」と力強く答えていただきました。
テラス席で一番人気のジェラートをパクリ。ミルク感をしっかり感じるけれど、さっぱりした後味。冬の寒い日でもパクパクと食べ進めることができる味でした。
キッズ、シングル、ダブル、トリプルのサイズがあり、カップとコーンから選べますよ。
しっかりお腹を満たしたい方にも嬉しいフードメニュー

ピザやカレーなど、フードメニューの提供もあるのでランチも楽しめます。酪農体験がちょうど午前中いっぱいで終わるので、そのままランチを食べていく方も多いそう。
こだわりの自家製チーズをたっぷり使った「クワトロフォルマッジ」は人気のメニュー。4種類のチーズを使っているので、まさにチーズ好きのためのピザです。
お会計は各種クレジットカード、スマホ決済、電子マネーが利用できるので便利ですよ。
子どもが安心して過ごせるキッズスペースも完備

ミルク工房の一角には小さい子どもが楽しめるキッズスペースも。絵本やおもちゃ、かわいい牛の人形たちと遊べます。よく見るとカーペットも牛柄で、徹底した牛への愛を感じます。
「お子さんが楽しんでくれる場所になれば嬉しいです」と馬上さん。子連れで酪農体験に参加する方も多く、子どもが飽きないように過ごせる工夫もバッチリ。テラス席にあるハンモックなど、子どもがワクワクするような場所は家族連れには嬉しいですよね。
チーズ好きは保冷バッグ持参がおすすめの理由はコレ
まるでキャラメル?口にいれてみると広がる不思議な味

チーズといえば白や黄色っぽい見た目のものが多いですよね。高秀牧場にはなんとキャラメル色をしたブラウンチーズがありました。ホエーを煮詰めることで乳糖がキャラメル化をして茶色いチーズになるそう。
ぱっと見ると、見た目はキャラメルそのもの。砂糖を使っていないのに、甘さを感じる不思議なチーズです。
日本ではあまり見かけないチーズですが、甘じょっぱい味は好きな人も多いはず。
芳醇な香りがたまらないサクサクのチーズクッキー

サクッ、ホロッとした食感が楽しいチーズクッキー。食べた瞬間にチーズの香りがふわりと鼻をぬけて、ついつい食べすぎてしまう味。ほかにも牛の形をしたかわいいクッキーも販売していました。
ブルーチーズのチーズケーキや牛の模様入りのロールケーキ(ミルク)は、イートインだとプラス200円~250円でジェラートを添えて一緒に楽しめます。
酵母の香りと柔らか食感の「いすみの白い月~熟~」

こだわりの手作りチーズは数量限定。フロマージュ・ブランや定番のモッツァレラをはじめ、複数のチーズをお土産にできます。
「いすみの月~熟~」は、とろりとした食感と酵母とチーズの香りがクセになる味でした。有料で保冷剤もつきますが、暖かい日や遠方から来る場合は保冷バッグ持参が安心です。
チーズ好きな方は、食べ比べをしてお気に入りの味を見つけるのも楽しいですよ。
高秀牧場のアクセス
【住所】 千葉県いすみ市須賀谷1339-1
【料金】 なし(酪農体験は要予約、別途料金あり)
【駐車場】 あり(無料)
※掲載時の情報です。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。
高秀牧場はSDGsの体験ができるいすみのおすすめスポット!
持続可能な食料生産、SDGs時代の酪農体験ができるのが高秀牧場の魅力です。かわいいだけじゃない、命や食について教えてくれる牛さんに会いに行きませんか。
こだわりの牛乳を使ったジェラートや、手作りチーズのピザなど自然の中でおいしいものを食べれば、心も体もエネルギーチャージできますよ。