1. ニセコビール|クラフトビール王国北海道で、名水仕込みの逸品を味わう

ニセコビール|クラフトビール王国北海道で、名水仕込みの逸品を味わう

【投稿日】2018年06月28日(木)| 北海道発

ニセコビール

平成26年(2014)、北海道・ニセコ町に誕生したニセコビール。

ニセコビール2

ニセコエリアは、蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山(ようていざん)の周辺エリア全体を指し、羊蹄山の湧き水は、それを求めて訪れる人が後を絶たない北海道有数の名水として知られています。ニセコビールは、この名水を惜しみなく使い、それがおいしさの秘密のひとつであると同時に、羊蹄山の自然の恵みを最大限に生かしたビールといえます。

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▲残照、山吹、蝦夷など、ニセコの風景が目の前に浮かんでくるようなネーミングのニセコビール。

ニセコビール最大の魅力は、その機動力から生まれるビールの種類。ペールエール、ピルスナー、ポーター、IPA、フルーツビールなどの定番6種類に加え、常時3~4種類の期間限定瓶詰ビールを飲むことができます。

生産量は限られますが、その分「これは!」と思う地元産の材料が素早くクラフトビールに仕立てられ、そのときどきの豊かな味を楽しめます。小回りが利く小規模ブルワリーならではの醍醐味です。

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▲期間限定の地元かぼちゃを使ったパンプキンエール。あざやかな黄色が印象的。

代表の櫻井繁さんたちは、山梨県の「アウトサイダーブルーイング」でクラフトビール醸造のノウハウを学び、その際に地元産物を積極的に取り入れることを習ったそうです。その経験をヒントにニセコで生まれたビールが「PORTER 蝦夷」です。

「クラフトビールを和食にも合わせられたら」という思いがあった櫻井さんは、北海道グルメとして真っ先に浮かぶ生鮮魚介にぴったりのクラフトビールが見当たらなかったため、北海道産の鮭節、昆布、シイタケの出汁を使って黒ビール「PORTER 蝦夷」を作りました。いずれもうまみの宝庫ともいえる原料です。

「PORTER蝦夷」は、口に含むと潮の香りが微かに広がり、そのあとからうまみが追いかけてきます。味わい深さがクセになるこの黒ビールは、平成30年(2018)1月には北海道加工食品コンクールで奨励賞に選ばれました。

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▲ホップの毬花の中の黄色い粉、ルプリンは苦みと香りの決め手。摘みたてホップを一気に熱風乾燥することでビールをよりおいしくします。

ニセコビールの、ここ最近の人気ラインナップは、IPAやペールエールですが、あえてクラフトビールの楽しみ方を尋ねてみると、注ぎ立ての樽生の味わいはもちろん、瓶詰ビールの中の生きている酵母が創り出す味の進化もクラフトビールの面白さだそう。

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▲ブルワリーの2階にある「ニセコタップハウス」

「ニセコタップハウス」では、1階のブルワリー直出しの樽生クラフトビールを飲めるクラフトビアレストランです。落ち着いた雰囲気のお店でクラフトビールはもちろん、ビールの味をより引き立てるビアレストランメニューを楽しめます。それぞれのクラフトビールを飲み比べながら、料理とのマリアージュを試してみるのも楽しい過ごし方です。

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▲人気のアメリカンスタイルのペールエールには「道産牛ヒレロースト」がおすすめ。苦みと柑橘系の香りに香ばしい牛ヒレローストのペアリングは、後をひくおいしさです。

ひと口ごとに、ニセコと北海道の大自然も一緒に体に入ってくるような、そんな味の広がりを感じるニセコビール。旅先での非日常を思い切り満喫するには、ぜひ体感したいクラフトビールです。

■ニセコビール クラフトビアレストラン ニセコタップハウス
【メニュー例】 「道産牛ヒレロースト」1780円(税込)~
【住所】北海道虻田郡ニセコ町本通4-11
【問い合わせ(TEL)】0136-55-5664
【交通アクセス】JRニセコ駅より車で3分、徒歩6分
【営業時間】12時~21時
【定休日】不定休(電話にて確認を)
【駐車場】有
【公式サイト】http://www.nisekobeer.co.jp/

【投稿日】2018年06月28日(木)【投稿者】たびらい編集部

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