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【投稿日】2018年11月11日(日)| 北海道発
「シャケ箱」をご存じでしょうか。実はこの箱、塩漬けにした保存食「新巻鮭」を輸送するために生まれたものです。シャケ箱はスーパーや市場の脇に置かれていることも多く、北海道民は一度は目にしたことがあるアイテム。と、同時に、北海道産のマツを原材料としており、新巻鮭から出る水分を適度に吸収し、サケの鮮度を損なうことなく十数キロの重さに耐え、何段も重ねて輸送できる優れものです。シャケ箱には、産地や水産加工会社の屋号がプリントされており、その独特なフォント、風合いも魅力的。しかし、サケを運んだ後は使われる用途も少ないほか、現在、シャケ箱の役目を担うのは発泡スチロール製のものへと変化してきています。江戸時代から続いてきた蝦夷地(北海道)の食文化を作品に! 二人の作家が「シャケ箱の魅力を広めよう」と始めたクラフトシリーズ「ARAMAKI」が今、話題です。▲新巻鮭の木箱を利用した「Shake Bag(シャケバッグ)」。村上智彦さんによる作品。▲村上さんが製作を行う恵庭市の自宅兼工房には、シャケ箱を利用した小屋も! すごいクオリティです。「ARAMAKI」を立ち上げたのは、恵庭市(えにわ)を中心に創作活動を行う宮大工・村上智彦さんと、同じく恵庭市に暮らすギター職人・鹿川慎也さん。鹿川さんは、村上さん製作のシャケバッグに刺激を受け、シャケ箱を使ったウクレレ=「Shakelele(シャケレレ)」を完成させました。▲「ARAMAKI」の二人は、札幌や東京でイベント出演・出展を行ってきたほか、目黒のギャラリーにて展示販売会や東京ミッドタウンの企画展でインスタレーションを展示するなど、精力的な活動を続けています。▲互いに影響を受けながら、新作をつくり続ける「ARAMAKI」。シャケレレやシャケバッグなどの大型のものだけでなく、生活用品も。そのアイテム数は30にのぼります。写真はイクラの箱を使ったティッシュケース。ユニークなお土産を好む人に喜ばれそうな一品!北海道の新しいプロダクト、「ARAMAKI」の最新情報は公式facebookで随時更新中。興味のある人は、ぜひイベントや展示会などをチェックしてみてください。
■ARAMAKI【公式サイト】http://gencompany.net/aramaki■ARAMAKI展【日時】平成30年(2018)4月28日(土)~6月2日(土)【場所】北海道札幌市中央区大通西17丁目1-7【店舗】D&DEPARTMENT HOKKAIDO by 3KG【営業時間】11時~19時【定休日】日・月曜休(月曜が祝日の場合は、翌火曜日休)【問い合わせ(TEL)】011-303-3333【公式サイト】http://www.d-department.com/jp/shop/hokkaido
【投稿日】2018年11月11日(日)【投稿者】たびらい編集部
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