1. 雨竜沼湿原|山道を歩いた人だけが見られる天空の絶景湿原

雨竜沼湿原|山道を歩いた人だけが見られる天空の絶景湿原

【投稿日】2019年07月08日(月)| 北海道発

北空知地方に広がる「北海道の尾瀬」

雨竜沼湿原

暑寒別天売焼尻国定公園内の南に位置する雨竜沼湿原(うりゅうぬましつげん)。

暑寒別岳(しょかんべつだけ)を主峰とする増毛山地にあり、その東部の標高850メートルの溶岩台地に広がる雨竜沼は、「北海道の尾瀬」と呼ばれる、日本有数の山岳型高層湿原帯です。

雨竜沼湿原2

雨竜沼湿原3

湿原は渡り鳥などの生息地として非常に重要とされており、雨竜沼湿原もラムサール条約で保護されている湿地のひとつ。北海道遺産にも登録される、とても美しいスポットです。間近に南暑寒岳、暑寒別岳を望み、大小850ほどの池塘が点在しています。

雨竜沼湿原

「ウリュウコウホネ」や「エゾノシモツケソウ」など、約150種類の湿原性植物が見られる、この花の楽園の観光シーズンは、6月中旬から10月上旬まで。道内外から訪れる湿原散策者で賑わいを見せます。

雨竜沼湿原5

雨竜沼湿原6

ここの特徴は、湿原でありながら、その入り口まで1時間30分ほどの登山が必要ということ。吊橋、白竜の滝、険竜坂、水場などを通りながら入口まで徒歩で約1時間半ほど登っていきます。入口からは、いよいよ気持ちのよい約1時間の湿原散策がスタート。

7月上旬から8月上旬までの短い夏の間には、「エゾカンゾウ」をはじめとした多くの花々が一面を彩り、一層気持ちのよい空間に。先には展望台があり、景色を一望できるので、時間と体力に余裕があればぜひ訪れてみてください。

雨竜市街地には入浴施設「いきいき館」があるので、汗ばんだ体と気持ちよく疲労した体を癒して帰るのもおすすめ。

また、湿原入り口付近には道の駅「田園の里うりゅう」があり、春の山菜、夏のスイカ、とうもろこし、冬は豆類など雨竜町の特産品が販売されています。併設の「味工房サルルン」では雨竜米を使った釜飯のほか、旬の農産物や近隣の新鮮な海産物を使用したメニューを楽しめますよ。

■雨竜沼湿原(うりゅうぬましつげん)
【住所】北海道雨竜郡雨竜町338-2
【駐車場】第一駐車場73台、第二駐車場76台
【交通アクセス】道央自動車道・滝川ICから雨竜町市街地まで車で約20分、市街地から雨竜沼湿原登山道入り口(駐車場)まで車で約50分
※17時までに下山。冬季は閉山
※環境美化整備等協力金(大学生以上/500円)
【公式サイト】https://www.town.uryu.hokkaido.jp/soshiki/nourin/shitsugen-gaiyou.html

----------

グリーンシーズンに旅したい、北海道の絶景ガイド!

この青はどこから? 非日常を味わえる「ブルースポット」7選


「北海道の雲海」ガイド。超人気スポットからマイナーな道東の峠まで

【投稿日】2019年07月08日(月)【投稿者】たびらい編集部

あわせて読みたい!

今、この宿、見られてます

×