木古内の坊 孝行餅/木古内町
【投稿日】2016年02月27日(土)| 北海道発

道南の木古内町(きこないちょう)の老舗和菓子店「末廣庵」の人気商品が「木古内の坊 孝行餅」だ。素朴な味わいのしょうゆ味のクルミ入りゆべしは、もっちりとした懐かしさを感じる食感で、地元で長年親しまれている人気の和菓子。製法はもち米に砂糖、しょうゆ、クルミを入れて蒸し上げるシンプルなもので、これは昭和9年(1934)の創業以来変わらないスタイルだ。
木古内の坊、とは明治期に木古内町に実在した盲目の男性。雨の日も風の日も付け木(マッチ)を売り歩き、家族を大切にその生涯を生き抜いたという孝行話が語り継がれている。
「末廣庵」は地元・木古内に密着した和菓子店。孝行餅の他、創業から発売しているものに「みそぎ」という焼き菓子も。こちらは、あんを包んで焼き上げたまんじゅうの上にマシュマロを乗せたユニークな和菓子だ。これらの菓子は道産小豆を自店で炊き、漉す(こす)ことで“こしあん”に仕上げている。北海道新幹線の木古内駅からわずか徒歩4分の距離に本店があるので、ぜひ立ち寄ってみて。
■木古内の坊 孝行餅本舗 末廣庵
【住所】北海道上磯郡木古内町字本町237
【営業時間】9時~18時
【問い合わせ】TEL.01392-2-2069
【交通】電車/木古内駅から、徒歩約4分
車/函館市中心部から国道228号線を経由、約40キロ、約1時間
【公式サイト】 http://koukoumoti.com/
【投稿日】2016年02月27日(土)【投稿者】たびらい編集部