道立三岸好太郎美術館/札幌市
【投稿日】2015年09月25日(金)| 北海道発
北海道知事公館・道立近代美術館と併せて散策したいアートスポット

道立三岸好太郎美術館は、大正から昭和初期、鮮やかな光彩を放った札幌出身の画家・三岸好太郎の画業を伝える場所。遺族から220点の作品が北海道に寄贈されたのを機に、昭和42年(1967)に「北海道立美術館」(三岸好太郎記念室)として開館。その後、道立近代美術館の開館に伴い改称し、昭和58年(1983)には三岸のアトリエのイメージを設計の一部に取り入れ、現在地に移転した。
三岸が本格的に画壇デビューしてから亡くなるまではわずか10年間ほどだが、その中で目まぐるしく画風を変え自分の画風を模索し続けた。彼の残した作品は、札幌の街並みや人物像など具体的な作品もあれば、蝶と貝殻をモチーフにした抽象画もあり、実に多彩。代表作はもちろん、さまざまな作品や資料を通してその画業を観ることができるほか、三岸芸術を幅広い角度から捉える特別展を開催。また、講演会や音楽会など各種イベントも催している。館内には喫茶コーナーもあり、木立に囲まれた景色と共に飲食を楽しめる。喫茶だけの利用も可能なので気軽に足を運べるのもうれしい。
2階から1階の作品を見下ろせる吹き抜けや、喫茶コーナーの大きなガラス窓、2階部分の寄せ木の床など、個性的な建築設計も大きな見どころの一つ。三岸が愛した札幌の自然を身近に感じながら、作品と建築を同時に楽しんでほしい。
【住所】北海道札幌市中央区北2条西15丁目
【電話番号(問い合わせ)】011-644-8901/テレホンサービス 011-621-7000
【交通】地下鉄:東西線西18丁目駅4番出口から徒歩約5分
バス:JRバス・中央バス利用、道立近代美術館バス停から徒歩約1分か、JRバス北3条西15丁目バス停からすぐ
タクシー:札幌駅から約5~10分
【駐車場】美術館駐車場2台(無料)/「ビッグシャイン88北1条駐車場」利用※有料・利用者割引あり
【開館時間】9時30分~17時※入場は16時30分まで
【休館日】月曜(祝日は開館、翌平日が休館)、年末年始、展示替期間
【入館料】常設展 大人510円 高大生250円※特別展は別料金
【備考】URL http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/mkb/
【投稿日】2015年09月25日(金)【投稿者】たびらい編集部