門別競馬場

門別競馬場の2歳馬レースは中央競馬移籍のチャンス。目をかけた馬が未来のG1を制するかもしれない、とワクワクしながら観戦するのも門別競馬場ならではの楽しみ。

門別競馬場で行われるホッカイドウ競馬は2歳戦が多く組まれているのが特徴。他地区の2歳戦はせいぜい1日1～2レース。レース自体が組まれない日も多いが、ホッカイドウ競馬では1日平均4～5レース、時には1日に行われるレースの半分を２歳戦が占めることもある。また、フレッシュチャレンジ（新馬戦）やアタックチャレンジ（未勝利戦）も「JRA認定競走」（JRAの競馬場で行われる特別指定競走に出走できる権利や、JRAへ移籍した際の特典が得られるレース）となっているため、2歳馬をホッカイドウ競馬でデビューさせてとりあえず認定を取ることをめざす馬主も多い。また、全国地方競馬で行われる2歳重賞の約30％は門別競馬場が舞台であり、2歳ダートグレード競走も4つのうち2つ（エーデルワイス賞、北海道２歳優駿）は門別競馬場で行われている。

こうした背景もあってホッカイドウ競馬には優秀な2歳馬が多く集まり、門別競馬場でデビューするケースが少なくない。これまでにもハッピースプリントやクラーベセクレタなど、のちに南関東のクラシック戦線を席捲することになる馬が数多く誕生してきた。ホッカイドウ競馬デビューから秋口までを門別競馬場で戦い、シーズン終了後に南関東をはじめとした他地区あるいはJRAへ移籍し、全国区の馬として羽ばたくパターンが毎年定着している。未来のG1馬になるかもしれない2歳馬たちのみずみずしい挑戦を間近に見ることのできる場所、それが門別競馬場なのだ。

【門別競馬場で開催される2歳馬重賞競走】
● ブリーダーズゴールドジュニアカップ　8/6(木)
● フルールカップ（牝馬限定）　8/13(木)
● リリーカップ（牝馬限定）　9/3(木)
● イノセントカップ9/17(木)
● フローラルカップ（牝馬限定）　9/22(祝火)
● サンライズカップ　10/8(木)
● エーデルワイス賞（牝馬限定）　10/15(木)
● サッポロクラシックカップ　10/20(火)
● 北海道2歳優駿　11/5(木)
● ブロッサムカップ（牝馬限定）　11/12(木)

【住所】北海道沙流郡日高町富川駒丘76-1
【交通】車：札幌中心部から約1時間20分（道央自動車道　苫小牧東IC→日高自動車道　鵡川IC経由）
【駐車場】無料/1000台
【電話番号】01456-2-4110