1. 硫黄山|弟子屈(てしかが)の山裾に白く可憐な白イソツツジに癒されて

硫黄山|弟子屈(てしかが)の山裾に白く可憐な白イソツツジに癒されて

【投稿日】2017年02月14日(火)| 北海道発

川湯温泉から約3キロに位置する「硫黄山」は、標高521メートル、年間でおよそ13万人が訪れる観光地。幾度かの爆発を繰り返して約600年前に現在の形になったといわれています。


弟子屈硫黄山2

▲硫黄山はアイヌ語で「アトサヌプリ」と呼ばれ、これは「裸の山」を意味する言葉。噴煙を上げる部分は硫酸ガスや硫化水素が発生しており、木々は生えておらず地肌が見えるため、このように呼ばれました。

山の形は溶岩ドーム状で岩がゴツゴツした印象。中央部には数百年前に水蒸気爆発を起こした「熊落し」という火口があり、今も大小合わせて1500カ所以上の噴気孔から火山性ガスを含んだ水蒸気が上っています。これは、想像以上の迫力。現在は落石の危険性があるため登山者の安全を考慮して立ち入り禁止となっていますが、観光は可能です。硫黄の独特な匂いと低地に生える高山植物を楽しみましょう。

▲硫黄山山麓には100ヘクタールもの白エゾイソツツジの群生地が。これは日本最大といわれる広さです。

おすすめは、エゾイソツツジが咲く6月中旬から下旬までと秋の紅葉期。6月10日から9月10日までの3カ月間は、早朝5時45分に出発し、川湯温泉から硫黄山までの遊歩道を散策するツアーが催行されています。約3キロの散策で、ガイドさんが1時間程度詳しく説明をしてくれるもので、人気のツアーですよ。

弟子屈硫黄山3

▲弟子屈町(てしかがちょう)の川湯温泉は、硫黄山の源泉を引いています。「川湯」はアイヌ語の「セセキ(熱い)ペツ(川)」を意訳した言葉。川湯温泉街のなかには硫黄山から流れ出した温泉川が流れているのです。

お土産を選ぶなら、川湯温泉近くにある硫黄山レストハウスの名物、川湯温泉の源泉100%使用の温泉玉子をチェック。硫黄の塊に見立てた硫黄玉は柔らかくて優しいお菓子と評判。多い時には1日1000個以上売れる人気商品です。

■硫黄山
【住所】北海道川上郡弟子屈町硫黄山
【問い合わせ(電話番号)】015-483-2670(川湯観光案内所)
【駐車場】乗用車500円
【交通】川湯温泉駅から車で5分

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【投稿日】2017年02月14日(火)【投稿者】たびらい編集部

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