硫黄山|弟子屈(てしかが)の山裾に白く可憐な白イソツツジに癒されて
【投稿日】2017年02月14日(火)| 北海道発

川湯温泉から約3キロに位置する「硫黄山」は、標高521メートル、年間でおよそ13万人が訪れる観光地。幾度かの爆発を繰り返して約600年前に現在の形になったといわれています。

▲硫黄山はアイヌ語で「アトサヌプリ」と呼ばれ、これは「裸の山」を意味する言葉。噴煙を上げる部分は硫酸ガスや硫化水素が発生しており、木々は生えておらず地肌が見えるため、このように呼ばれました。
山の形は溶岩ドーム状で岩がゴツゴツした印象。中央部には数百年前に水蒸気爆発を起こした「熊落し」という火口があり、今も大小合わせて1500カ所以上の噴気孔から火山性ガスを含んだ水蒸気が上っています。これは、想像以上の迫力。現在は落石の危険性があるため登山者の安全を考慮して立ち入り禁止となっていますが、観光は可能です。硫黄の独特な匂いと低地に生える高山植物を楽しみましょう。
【投稿日】2017年02月14日(火)【投稿者】たびらい編集部