1. 真宗大谷派函館別院(東本願寺函館別院)

真宗大谷派函館別院(東本願寺函館別院)

【投稿日】2015年06月05日(金)| 北海道発

防火対策として鉄筋コンクリートで造られた寺院

重厚感のある真宗大谷派函館別院(東本願寺函館別院)

国の重要文化財に指定されている、日本で初めて鉄筋コンクリートで造られた寺院。通称「東本願寺函館別院」。幕末期には現在の弥生町にあったが、大火に見舞われたため現在地に移転。その後明治40年(1907)に再び大火で消失してしまったのをきっかけに、火に強い建物として大正4年(1915)に鉄筋コンクリートで再建された。当時は鉄筋コンクリートが普及しておらず木造が主流。コンクリートの材料は砂利などであることから、人が踏んだものを寺院に使うことに多くの檀家が抵抗を示したため、材料をひとつひとつ手洗いしたという逸話が残されている。
黒く光る屋根瓦の数は3万枚以上。函館山ロープウェイ山麓駅へ続く「二十間坂」の中腹に位置し、この屋根瓦を目線の高さで見ることができるのもポイントだ。

間近に見る屋根瓦は圧巻

【東本願寺函館別院】
・住所/北海道函館市元町16-15
・問合せ/0138-22-0134
・交通/(車)JR函館駅から車で約5分
    (電車)JR函館駅から市電5系統「函館どつく前行き」または2系統「谷地頭行き」で約5分、「十字街」で下車し、徒歩で約10分
    (バス)JR函館駅から「元町・ベイエリア周遊号」で約12分、「十字街」で下車し徒歩約10分

【投稿日】2015年06月05日(金)【投稿者】たびらい編集部

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