おでん一平/札幌市
【投稿日】2013年11月29日(金)| 北海道発
深さが染込んだ札幌宝のおでん

老舗「おでん一平」。店内へ一歩踏み入れると、厚い一枚板の檜のカウンターが映え、細部までこだわった古式ゆかしい日本ならではの文化と伝統を感じさせる。一般的なおでん屋とは違い、大根や玉子、はんぺんやきんちゃく等のタネのほか、季節によってウニ、タチ(タラの白子)、シャコ、アワビ、銀杏、ふき、タケノコと海鮮や野菜山菜の旬を味わえる。
一平のおでんに心奪われる客は後を絶たず、昔は2時間あれば仕込めたが、今は夫婦で4時間は掛かるという。納得して仕入れた食材は丁寧に仕込まれる。一番力をいれるのは、とうふ、大根、がんもどき。「これは昔からあるでしょ。これはちからいれるね」とご主人。
鍋の蓋を開くと汁から湯気が上がり、金色に輝いている。肉厚のしいたけは口の中で色んな味を魅せ、のりとシャコのおでんは旨味が増すように手が施され、素材そのものの味が溢れ出ている。
【住所】北海道札幌市中央区南3条西3丁目克美ビル5階
【交通】地下鉄:南北線すすきの駅から徒歩約1分
【駐車場】なし
【電話番号】011-251-1688
【営業時間】17時~22時
【定休日】日・月・祝日
【投稿日】2013年11月29日(金)【投稿者】たびらい編集部