激安海鮮の夜だけ営業の食堂・居酒屋、以前は焼鳥店の姉妹店もあった。

「小樽で焼鳥」と云えば、誰もが「まるた」と応える程の老舗有名店だったこの店。昭和48年(1973)に精肉店が始めた焼鳥屋という事で、新鮮、安い、旨いが地元小樽市民に受け入れられ、ピーク時には「まるた花園店」、「まるた稲穂店」、「まるた中央店」の3店舗を経営していた。当時、稲穂店では、焼鳥の他に網焼きもメニュー化したり、花園店では鮨職人を雇い、海鮮料理をメニュー化していた。その後、中央店でも海鮮料理を始め、現在に至る。しかしながら現在、最後に営業を始めたまるた中央店以外の2軒は既に店をたたんでいる。
元々、「まるた」の入り口は二箇所だが現在は表通りに面した側だけ、席数はカウンター6席を含む約20席だ。海鮮メニューも激安だが、一人前3本で250円~という安さで十数種類の昔ながらのさまざまな焼鳥を楽しむ事もできる。今の「まるた」は焼鳥専門店ではないが、小樽の焼鳥を語る上で避ける事の出来ない老舗の系列店だ。