1. ヒグマ

ヒグマ

【投稿日】2013年11月15日(金)| 北海道発

あだ名は、山オヤジ。

ヒグマ、知床五湖

北海道でクマといえば「ヒグマ」のこと。日本最大の陸上哺乳類で、雄は2メートル、200キロを超える個体もいる。ホッキョクグマとならびクマ科では最大の体長を誇る。親しみを込め「山オヤジ」と呼ばれる場合がある。北海道全域の森に生息し、知床半島では海岸に出て河口でサケをとる姿が観光クルーズ船から見られている。

野生では単独か母子で行動し、群れはつくらない。雑食性でフキや笹などの植物の茎や芽、野いちご、ヤマブドウなどさまざまな植物を食べる。動物質ではアリやハチなどの昆虫、シカ、サケ、さらには海岸に流れ着いたクジラなどを食べる。秋には大量の食物をとり皮下脂肪を貯め込み、冬眠に備える。アイヌの人々からは「キムンカムイ」(山の神)として崇められ、毎年秋には「イオマンテ」(熊送り)という祭りが行われる。

ヒグマとの事故を防ぐには、ヒグマに出会わないことが最も重要だ。人が注意深く行動することで、クマとのトラブルのほとんどが回避できるという。知床財団が発表しているヒグマの対処法の情報を参考にしてまとめたヒントがある。

■クマに出会わないためのヒント
音を出して自分の存在をヒグマに知らせる。
ヒグマとの急な接近を避けるために、山の中では走らない。
ヒグマに人の食べ物の味を覚えさせないために、ゴミを捨てたり、埋めたりしない。
※クマのテリトリーに入る時は、万が一に備えて、クマスプレーを携行する。

■クマに出会ってしまったときのヒント
冷静に状況を判断する。
騒いだり、走って逃げたりヒグマを興奮させる行動はとらない。
両手をあげ穏やかに話しかけながらゆっくり後退し、静かにその場から離れる。

【投稿日】2013年11月15日(金)【投稿者】たびらい編集部

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