1. キツツキ

キツツキ

【投稿日】2013年11月13日(水)| 北海道発

アカゲラやヤマゲラなどさまざまなキツツキが生息する釧路湿原

キツツキ

釧路湿原の森の中にある枯れかけた木には、キツツキが開けた4~6センチほどの円形・楕円形の穴を見ることができる。キツツキが木に穴をあける行動はドラミングと呼ばれており、巣穴を作ったり、木の中にいる虫をとったり、音によって仲間とのコミュニケーションをとるために行われる。多くの穴を開けて、気に入った穴を巣として利用するのだが、その穴を、他の鳥やリスが巣として利用している光景もよく見られる。

キツツキは、まっすぐで鋭く強力なくちばしで木に穴をあけることができるのが特徴。足は木の幹にしっかりとしがみつけるほど強く、木の中にいる虫を長い舌を使い食べる。実際には、キツツキという名前の鳥はおらず、アカゲラやクマゲラ、ヤマゲラなどを総称してキツツキという。クマゲラはカラスほどの大きさがあり、日本最大の国の天然記念物のキツツキとして知られている。北海道ではよく見られるが、本州ではほとんど見ることができないのだ。

釧路湿原を散策していると、ドラミングの音を聞いたり、キツツキの姿を目撃することがよくある。釧路湿原にある温根内ビジターセンターを拠点にした木道では、さまざまな野鳥を観察でき、木道入り口にはキツツキ類もよく観察されるのでおすすめ。

【投稿日】2013年11月13日(水)【投稿者】たびらい編集部

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