1. オジカ(雄鹿)

オジカ(雄鹿)

【投稿日】2013年11月13日(水)| 北海道発

枝分かれした立派な角をもつ雄鹿は、黒くて大きく凜々しい姿

雄鹿

北海道でよく見かける道路標識に、鹿飛び出し注意の標識がある。実際、車と鹿が衝突する事故も起きているので、運転する際は注意が必要だ。

北海道に生息するエゾシカは日本の鹿の中でも最も大きく、角は雄だけに生える。オジカ(雄鹿)は、生後1年は角がなく、2才で生え始め、3年で2~3本の枝分かれした立派な角になるのだが、毎年4,5月に根元から抜け落ち、丸みのある袋角という角が生え始め、9月頃にはまた立派な角に成長していく。角は雄鹿のシンボルであり、結婚相手を求める時に雄鹿同士が競うものだと考えられている。釧路湿原では、10月の繁殖期になるとオジカの求愛コールである「ピュイヨー」という鳴き声を聞くことができる。

雌のグループで過ごした雄の子供は、1、2年すると雄のグループと過ごすようになる。鹿はグループで過ごすので、湿原で鹿の集団に遭遇することも多い。警戒心が強い為、危険を感じるとキューンと仲間に声で知らせ、すぐに逃げ出す性質を持つ。釧路湿原を散策していると鹿によく出会うことがあるが、見かけたときは、追いかけたり騒いだりせず、静かに見守ろう。

【投稿日】2013年11月13日(水)【投稿者】たびらい編集部

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