1m越えの大物は釣り人の夢。

山の水族館で一番人気のある魚、イトウ。日本で最大の淡水魚で、かつて2メート超えのイトウが捕獲された記録もある。
サケの仲間だが他のサケ類と違い産卵後も死なず、何年も生きるため大型に成長するのだ。性格は獰猛で、鹿を丸呑みしたという伝説があるほど。水辺に来るウサギやヘビを一瞬のうちに飲み込んでしまうとか。
以前は北海道全域から青森にかけて生息していたが、今では北海道の一部にしか生息しない幻の魚である。背部は青みがかった褐色で、側面は銀白色、腹部は白色、背部と側面に黒い小斑点が無数にある。