植物性の食べ物が好きなカラス

カラスにはくちばしが大きい「ハシブトカラス」と「ハシボソカラス」がいる。これらの違いはくちばしの太さとくちばしの上の額が出っ張っているかどうかで判別されている。くちばしが細く、額が出っ張っていないのがハシボソガラスだ。
ハシボソガラスは北海道はじめ全国各地の河川敷や農耕地などに生息している。都会の街路樹などに巣をつくり、残飯を荒らしたり、カラスのイメージをつくりあげているのはハシブトカラスで、人々が数多く暮らす都会ではあまりハシボソカラスはいない。また、ハシブトカラスよりも地面を歩くのが得意で、ひょこひょこと歩く様子を見かけることがある。
エサは雑食で小動物から小鳥の卵、昆虫、果物や木の実などなんでも食べるが、ハシボソガラスはどちらかというと、植物性のエサを好む傾向がある。