1. ホオジロガモ

ホオジロガモ

【投稿日】2013年07月14日(日)| 北海道発

小樽に冬を告げる渡り鳥

ホオジロガモ

JR小樽駅近くの第一・第二埠頭の近くでは毎年冬になると、数多くのカモが飛来する。その群れの中に見られるのが「ホオジロガモ」だ。ホオジロガモは、愛らしいカモというよりはずんぐりムックリのユーモラスな姿をしている。オスは頬と首、胸と腹部が白く、頭部は緑を帯びた黒褐色。名前の通り頬の白い毛がトレードマークとなっている。

頭が大きく首が短いので、おっとりしているカモというイメージを受けるのだが、その行動は結構せわしない。「Bucephala」というのがホオジロガモの学名だが、アレクサンドロス三世の愛馬であった名から付けられたものであり、種小名の「clangula」という名は「やかましく騒ぐ」という意味をもっているアクティブな鳥だ。

第一・第二埠頭に飛んで来たホオジロカモは常に潜ったり、浮かんだりを繰り返している。数多くの群れでいるので見ることは簡単だが、数を数える必要がある野鳥の会などには厄介なカモだ。海に潜っては軟体動物などや水性植物を食べて過ごす。冬になると小樽へやってくるので、小樽の人々にとっては冬を告げる風物詩になっている。

【観察場所】小樽港第一・第二埠頭
【交通】車:札幌中心部から50分(札樽自動車道 小樽IC利用)

【投稿日】2013年07月14日(日)【投稿者】たびらい編集部

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