釧路湿原の魅力を余すことなく味わうことが出来る カヌー体験の岩保木水門コース

釧路湿原をカヌーで楽しむのが人気のアクティビティだ。中でも特に人気があるのは岩保木水門を訪れるコース。釧路湿原を流れる釧路川にある水門が岩保木水門(いわぼっきすいもん)である。ここは昭和6年(1931)に完成した旧岩保木水門と平成2年(1990)竣工の新水門がある。
大正9年(1920)の釧路川の洪水をきっかけに建設された。しかし、この水門は鉄路の釧網本線が開通したため実際に使われることはなく、完成後一度も開けられたことがないと言われている。平成2年(1990)に、老朽化のため新たに新岩保木水門が作られたが、現在も旧水門は保存されている。釧路の歴史的な建物であり、古き良き木造建築の佇まいを残す。
新岩保木水門も旧岩保木水門も広大な湿原が釧路川とともに目の前に広がる眺めが人気。特に夕暮れ時、夕陽をバックに水門と山々が浮かび上がる風景は幻想的だ。その人気の岩保木水門をカヌーで訪れることができる。ノロッコ号と合わせて利用すると、違った角度の岩保木水門が楽しめる。