白樺樹皮細工/美深町
【投稿日】2013年05月22日(水)| 北海道発
北海道を代表する木「白樺」の樹皮を使って雑貨作り

北海道の最北端稚内と旭川の中間に位置する美深町。ここには豊かな白樺林があり、その白樺林のトンネルをくぐるように旧国鉄・美幸線跡をエンジン付トロッコで走ることもできる(運行期間4月下旬~10月下旬/要普免)。往復10キロの森林浴は爽快で、道外からの観光客も多い。そんな美深の良質な白樺を使って体験できるのが、白樺の樹皮を活用した「白樺樹皮細工」だ。
木から剥がした樹皮を使用し手作業で編みこんでゆく工芸品。白樺の多いロシアや北欧などではネーベルスロイドと呼ばれる伝統工芸として古くから発展してきた。手触りはしなやかで植物というより動物の革のような感触。白樺樹皮で編まれたカゴや小物は、強度としなやかさがあり耐久性も抜群。時とともに少しずつ風合いが変化するのも、白樺樹皮細工が愛される所以だ。
カゴ、バスケット、オーナメントなど、編み方によって変幻自在に形を変えられるため、バリエーションも多彩。白樺は自然素材の為ひとつひとつ色合いが違い、また手作業で仕上げるため、同じように編んでも全く違う雰囲気になるのが面白い。
【投稿日】2013年05月22日(水)【投稿者】たびらい編集部