1. 湯倉神社|函館湯の川温泉発祥の地。360年以上の歴史をもつ鎮守

湯倉神社|函館湯の川温泉発祥の地。360年以上の歴史をもつ鎮守

【投稿日】2018年02月07日(水)| 北海道発

湯倉神社社殿

函館の温泉街・湯の川エリア。函館空港から車で5分、市電電停も近いというアクセスの良さや、魅力的な宿、グルメが集まり、旅行者に人気のスポットです。

そんな湯の川温泉“発祥の地”と言われる場所をご存じでしょうか。函館駅から、市電に揺られて約30分。電停「湯の川」駅で下車すると、徒歩1分の場所に「湯倉神社」はあります。ここには、500年以上前に木こりが湧き湯で湯治し、病気が治ったお礼に小さな祠を建てたという伝説が残っているのです。

正式な創建は、承応4年(1655)。難病に侵されていた松前藩第九代藩主高広(幼名・千勝丸/ちかつまる)が、母のお告げに従い湯治したところ全快。その御礼に社殿を改造、薬師如来像を設置し、鰐口を奉納したのが始まりです。

湯倉神社

現在は、地元の人々に、そして旅行者に親しまれるパワースポット。訪れたなら、参拝して旅の挨拶を。

湯倉神社ご神木

境内には、立派な御神木! こちらは樹齢370年、湯川一の古木と言われるイチイ(別名オンコ)の木で、函館の保存樹でもあります。

近くで見上げると静かな迫力があり、神聖な気持ちに。

湯倉神社神兎

また、社殿の右手には兎の石像「神兎(なでうさぎ)」が。湯倉神社の御祭神である大己貴神(おおなむちのかみ)のうさぎにまつわる神話から、うさぎは御神縁深いものとされています。

この「神兎」はその神話にちなみ、平成26年(2014)に創建360年を記念し設置されました。

思わず頼りにしてしまいそうな、力強い表情のうさぎ。参拝の後は、撫でながら願い事をしてみて。

湯倉神社稲荷

神兎の奥には、赤い鳥居が連なり神秘的な雰囲気。

「豊受稲荷神社」は、湯川地区の衣食住の神様として信仰を集めています。

湯倉神社イカすおみくじ

参拝の後のお楽しみは、おみくじ。この「湯倉神社」には、特製のおみくじがあるんです。その名も「イカすおみくじ」。函館名産のイカを、可愛らしい張り子で再現しています。

なんと、手で直接引くのではなく、備え付けの竹製釣り竿で釣り上げるというスタイル! 中に入っているおみくじは、北海道弁で書かれています。

釣り上げて、読んで楽しめる面白みくじなのです。

湯倉神社お守り

こちらの神社は、お守りだってユニーク。オーソドックスなものからカラフルなものまでが並ぶ中、ひと際目立つのが「御神縁御守」です。

用意されているのは、12種類の“願い事”(御神縁御守/1体300円)と、25種類のお守り袋(御神縁袋/1袋400円)。好みの袋と願いを組み合わせて、オリジナルのお守りを作ることができます。

湯倉神社お守り

健やかさを願う「健」や、品格ある日々を過ごしたい人のための「美」、愛にあふれる充実の毎日を送れるよう「愛」など、漢字一文字の刺繍で表された願い事は、とってもバリエーション豊か。袋の種類も多いので、迷ってしまいます。

家族や友達、旅仲間とお揃いで、色違いで持つのも楽しいですよ。

散策にもぴったりのスポット、湯倉神社。湯の川エリアを訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

■湯倉神社
【住所】 北海道函館市湯川町2丁目28-1
【問い合わせ(TEL)】0138-57-8282
【交通】
車/函館空港から約5分、JR函館駅から車で約15分。
電車/JR函館駅から函館市電2系統または5系統「湯の川行き」で約35分、「湯の川」で下車し徒歩約2分。
バス/函館空港から空港循環バスとびっこで約15分、「湯倉神社」前で下車し徒歩約2分。JR函館駅から10系統で約30分、「湯倉神社前」で下車し徒歩約2分。
【駐車場】あり・無料駐車場100台
【公式サイト】http://www.yukurajinja.or.jp/


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【投稿日】2018年02月07日(水)【投稿者】たびらい編集部

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