木道では小動物や花などを、展望台からは広々とした景色を堪能
塘路湖の北側には、サルボ展望台とサルルン展望台という二つの展望台がある。その一つサルルン展望台は、塘路駅から約1キロの場所に展望台入り口の看板があり、国道沿いにトイレと小さな駐車場がある。駐車場からは、長い木の階段を登り、山道の散策路を530メートルほど歩くと、サルルン展望台にたどり着く。少しきつい上り坂であるが、途中には見晴らしの良い場所にベンチが設置されているので安心だ。エゾシカやリスなどの小動物に出会うこともあり、キジムシロの花など木道を楽しみながら散策できる。
展望台からは、サルルントーと呼ばれる沼が目の前に広がり、ポントー、エオルトー、塘路湖、釧路湿原などが一望できる。サルルントーの脇を通る線路には、ノロッコ号やＳＬ冬の湿原号が運行する風景も楽しめ、鉄道ファンにも人気の展望台だ。視界を遮るものが少なく、サルボ展望台よりも広範囲の景色を見ることができる。
サルルン展望台からサルボ展望台までは、徒歩で約10分から15分ほどで行くことができるので、サルボ展望台にも寄って、違った角度からの風景も楽しむことができる。塘路駅でマップをもらい、レンタサイクルを利用すると快適に移動もできる。また、サルルン展望台から山頂へ歩くと三角点と呼ばれる景観ポイントもある。