羅臼ビジターセンター
【投稿日】2013年11月20日(水)| 北海道発
知床の自然を学ぶ小さなミュージアム。

羅臼ビジターセンターは平成19年(2007)5月に新しくできた施設。知床の自然と人を結ぶために環境省が設置した。レクチャールームではハイビジョン映像「知床・羅臼の四季(約30分 無料)」を150インチの大画面で見られる。
平成21年(2009)2月からシャチの全身骨格標本が展示された。この標本は平成17年(2005)2月7日に羅臼町相泊(あいどまり)で流氷に閉じ込められ死亡したシャチの群れの中で最大の個体のもの。3年間地中に埋めて、きれいな全身骨格標本を制作。体長約7.6メートル、体重6.6トンの巨体が館内中央に展示されている姿は圧巻だ。標本下にはシャチのレクチャー資料も展示されている。ただし、骨はもろいため、標本には触れることのないよう注意が必要だ。
この他にも、ヒグマや鹿、アザラシやシマフクロウ、オオワシやオジロワシなどの剥製や、知床と羅臼の歴史・自然を詳しく解説したパネルも展示。希望者にはスタッフが解説をしながら館内を案内してくれる。小さなミュージアムといっていいほどの内容だ。シャチやクジラのウォッチングに行くのであれば、事前に寄ってその習性やウォッチングの際のポイントなどを確認しておくと、クルーズがより楽しめる。
【住所】目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27
【交通】車:札幌中心部から約6時間30分(道央自動車道 札幌IC→丸瀬布IC経由)
飛行機:中標津空港から約1時間(国道335号経由)
【駐車場】普通車40台、大型車3台
【問い合わせ】0153-87-2828/羅臼ビジターセンター
【開館時間】9時~17時(11~4月 10時~16時)
【休館日】月曜日および年末年始
【料金】入館料 無料
【備考】URL http://rausu-vc.jp/
【投稿日】2013年11月20日(水)【投稿者】たびらい編集部