キンムトー(沼湯)/弟子屈
【投稿日】2013年11月17日(日)| 北海道発
屈斜路湖に近い秘境

弟子屈町内から車で約40分、屈斜路湖の東側の山中には、秘境と呼ばれるキンムトー(沼湯)がある。キンムトーとは、山の上にある神秘的な沼を意味しており、昔は湯が沸く場所もあったので沼湯とも呼ばれている。4.17ヘクタール、水深約6.5メートルのキンムトーは、雨水や雪解けの水からできたもの。周りには人工的に建設されたものがなく、森林に囲まれた沼周辺は、鳥や虫はもちろん、エゾシカやヒグマ、スズメバチの生息地でもあるので、鈴や熊対策スプレーを携帯するなど、注意が必要。
川湯エコ・ミュージアムセンターから硫黄山の横を通る片道7キロ、徒歩2時間の散策路や、約10キロの池の湯林道も通っている。ただし、林道入山には森林管理署の許可が必要だ。池の湯林道は、国道391号と道道52号を結ぶだが、国道391号からの入口には、目印がなくわかりにくい。
砂利道を進み、川湯温泉方面への分岐を通過し、約5キロの場所に「ここから320メートルでキンムトー」と書かれた案内板がある。この先はぬかるんだ獣道のため、車を駐車し徒歩で移動。人通りは少なく携帯電話もつながらないので、無理せず注意しながら進もう。秋には黄色の紅葉が楽しめる、観光客のいない穴場スポットだ。
【投稿日】2013年11月17日(日)【投稿者】たびらい編集部