清水沢ダム/夕張
【投稿日】2013年10月22日(火)| 北海道発
紅葉を楽しめる夕張の穴場スポット 歴史と風格を感じさせる清水沢ダム

北海道の中央部に位置し、明治の頃から炭鉱で栄えた夕張市には炭鉱に関するさまざまな施設が残されている。清水沢ダムもその一つだ。北海道炭礦汽船(北炭)が炭鉱などに使う電力を得るため、自家発電用水力発電の一部として建設。平成6年(1994)、炭鉱の閉山に伴い水力発電所は北海道企業局に譲渡された。現在は、二股発電所の逆調整池として、農業用水の確保に利用されている。貯水容量は、約557万6000立方メートル。毎秒23.6立方メートルを取水し、清水沢発電所に導水している。
清水沢ダムは昭和15年(1940)に竣工された、歴史を感じさせる貫禄のある重力式コンクリートダムだ。堤体直下の河川内に、浮島があるのが印象的。下流にはかつては東京以北で一番の発電量を誇った旧火力発電所が見える。夕張の歴史を感じる場所だ。
また、ここは紅葉を楽しめる穴場スポットでもある。岸辺の木々は赤や黄色に染まり、青空とのコントラストが美しい。堤体直下の河川内にある浮島の木々さえ黄色に染まり、水面に映し出される風景が楽しめる。
【住所】北海道夕張市清水沢清栄町
【交通】JR:石勝線清水沢駅から徒歩約20分/夕鉄バス清湖町入口下車、徒歩約3分
車:道東自動車道 夕張ICから約20分
【駐車場】なし
【見学場所】外観のみ見学可 ダム上道路は通行可
【問い合わせ】011-231-4111 /北海道企業局発電課
【投稿日】2013年10月22日(火)【投稿者】たびらい編集部