1. 旧函館区公会堂|明治43年建築、多くの要人をもてなしてきた歴史的建造物

旧函館区公会堂|明治43年建築、多くの要人をもてなしてきた歴史的建造物

【投稿日】2018年10月01日(月)| 北海道発

旧函館区公会堂

江戸時代末期に国際貿易港として開港した函館

幕末から明治にかけて西洋文化が流入し、元町エリアには現在も多くの歴史的建造物が残されています。JR函館駅から車で約12分、市電「末広町」停から徒歩10分の元町エリアは観光スポットとしても人気の場所。

函館散策で外せないのが国の重要文化財にも認定されている、この「旧函館区公会堂」です。

旧函館区公会堂大広間

明治43年(1910)に建てられた旧函館区公会堂は、左右対称のコロニアルスタイル。ブルーグレーとイエローの華やかな外観は、当時としてはモダンな建物でした。建築の主材料には、地元で採れる蝦夷松やタモ材などが使われているそうです。

館内には130坪の大広間や貴賓室などがあり、当時のままの華やかな雰囲気が残されています。ルネッサンス風の面影があり、アカンサス(ハアザミ)をモチーフにしたシャンデリアも素敵です。

旧函館区公会堂貴賓室

▲貴賓室は外国製の壁紙やマントルピースのタイルなどが使われており、目の覚めるような紫のソファもハイカラな印象。

旧函館区公会堂渡り廊下



▲渡り廊下に使われている窓ガラスにも注目。

まだ技術が高くなかった昭和時代に製造されたガラスは、実際に目の前に立つと波を打ったかのような作り。「昔のガラスはこうだったんだなぁ」という趣が感じられます。



2階のベランダからは函館港と街並みを一望することができます。公会堂内は撮影OKとなっており、このベランダは記念撮影スポットとしても観光客に人気。

また館内には「ハイカラ衣装館」があり、ドレスやタキシードを着て当時の気分に浸ることができます。衣装を着て、大広間やバルコニーで記念撮影すれば旅の良き思い出になりますよ。

旧函館区公会堂ハイカラ衣装館

▲ヘアメイク室。衣装に加え、オプションとしてヘアメイクを追加すればさらに本格的に!

すぐ近くには「旧イギリス領事館」や教会群もあるので、この辺りを散策するのであれば半日はおさえておくのがおすすめ。

散策途中にはお洒落なカフェや喫茶も。ブレイクを取りながらゆっくりと楽しんで。

■旧函館区公会堂
【住所】北海道函館市元町11番13号
【交通】市電:末広町電停から徒歩約10分
    バス:公会堂前停から徒歩約3分
【駐車場】なし(近隣の有料駐車場を利用)
【開館時間】9時~19時(11月から3月は~17時)
【休館日】年末年始、館内整理休館あり
【入館料】大人300円(税込)、学生・生徒・児童150円(税込)、幼児無料
【問い合わせ(電話)】0138-22-1001
【公式サイト】http://www.zaidan-hakodate.com/koukaido/

【投稿日】2018年10月01日(月)【投稿者】たびらい編集部

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