1. 二十間坂/函館

二十間坂/函館

【投稿日】2013年10月04日(金)| 北海道発

和風・洋風建築物が立ち並ぶ華やかな坂

二十間坂

函館山山麓から明治館や朝市まで続く坂で、二十間(約36メートル)という広い道幅を持つ坂なので、二十間坂という名前が付けられた。一面に広がる石畳や、道の両脇にたくさん立ち並ぶ和風・洋風建築物など、見た目も華やかな坂である。

明治12年(1879)の大火後、防火帯としての役割としてこれほどの広さの道路が作られた。当初は、木が多く茂っていたことから「緑坂」、または付近に大工や工人が多く住んでいたために「大工町坂」と呼ばれていた。明治33年(1900)には、道幅の広さから函館山要塞に備える大砲を搬送するのに利用されていた。坂を上ると、左手には老舗レストランの五島軒。また、坂の途中の右手には、大正4年(1915)に建立された国内最古の鉄筋コンクリート造りの寺院、瓦の大屋根が特徴的な東本願寺函館別院がある。

広く距離もあるこの坂は、明治館や朝市まで続くため歩きごたえは十分。若干勾配は急だが、坂を登りきったとこからの景色は一望の価値がある。また、函館山山麓の八幡坂や基坂同様に、夜にはライトアップが施される。冬季になるとイルミネーションが輝き、観光スポットの金森赤レンガ倉庫まで続くイルミネーションの世界を楽しむことができる。函館山からの夜景でもはっきりとその位置を確認することができる二十間坂は、長方形で規則正しく敷き詰められた石畳が特徴だ。

【住所】北海道函館市末広町
【交通】市電:十字街駅下車、徒歩約5分
【問い合わせ】0138-21-3323/函館市観光コンベンション部

【投稿日】2013年10月04日(金)【投稿者】たびらい編集部

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