函館聖ヨハネ教会
【投稿日】2013年10月03日(木)| 北海道発
道内最初の英国プロテスタント聖公会

平成16年(2004)5月で創設130周年を迎えた函館聖ヨハネ教会は、明治7年(1874)に英国人のデニング宣教師の函館上陸と共に、道内最初の英国プロテスタント聖公会「函館聖公会」として活動を開始した。最初の教会は明治11年(1878)、基坂の下に建造された。他の建物と同様に、数度の大火で聖堂を焼失、現在の聖堂は昭和54年(1979)に落成された。聖公会の礼拝堂では珍しく、ドーム型の天井を有し、近代的な建築である。
昭和54年(1979)11月、現在の聖堂が完成。その後、昭和55年(1980)にパイプオルガン(西ドイツ・ヴェール社製)設置された。平成18年(2006)に新築した牧師館が、函館市都市景観賞を受賞し、さらに平成20年(2008)にはオルガン室の十字架グラスアートが、英国の材料メーカー「レガリート社」賞を受賞している。
茶色の十字形をした屋根が印象的な建物は、四面の白壁に十字架をあしらい、函館山山頂やロープウエイからも眺めることができる。教会は観光の中心地である元町にあり、ハリストス正教会、カトリック元町教会が隣接。年間、のべ1万人に上る見学者が教会を訪れる。日曜礼拝のほか、コンサートも多数行われている。
【住所】北海道函館市元町3-23
【交通】市電:十字街電停下車、徒歩約10分
【駐車場】あり(10台※見学者の利用に限る)
【投稿日】2013年10月03日(木)【投稿者】たびらい編集部