1. 札幌市電「M101号」/札幌

札幌市電「M101号」/札幌

【投稿日】2013年09月27日(金)| 北海道発

外装も内装も味わいがあり、時代を感じさせる

M101号

電車好きの間でも特に愛好者が多い車両が札幌の街を走っている。それが札幌市電のM101号。市電が最盛期を迎えていた昭和36年(1961)に製造された車両だ。現役最古参車ではないが、他の旧型車両が大掛かりな更新工事を受けて大きくスタイルを変えていった中で、この車両だけは塗装や内装も昔ながらの姿を残している貴重な存在だ。

車体の色は上半分がくすんだベージュ、下がくすんだダークグリーンで、郷愁を感じさせる旧塗装車は、もうこの1台しか走っていない。車内も、吊り革の一部には、すっかり色あせた古い字体の広告などが未だに残っているなど、時代を感じさせる名残が随所にある。運良く乗車できた際には、チェックしてみるといい。

いつ運行しているか公表されていないので、1台しかないレアな車両に巡り会えるかどうかは運次第。ただし、路線がほぼループ状なので、「西4丁目」で乗り損ねてしまったら、どこかで時間をつぶし「すすきの」停留場で待てばやってくる。そのまま車庫に入ってしまわない限りは乗車できるはずだ。

【札幌市営交通 公式ホームページ】
http://www.city.sapporo.jp/st/

【投稿日】2013年09月27日(金)【投稿者】たびらい編集部

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