八窓庵/札幌中島公園
【投稿日】2015年09月15日(火)| 北海道発
八つの窓を持つ茶室

中島公園の日本庭園にひっそりとたたずむ茶室・八窓庵。江戸初期の茶人・小堀遠州によって設計された茶室で、元々は遠州の居城があった近江(現在の滋賀県)小室城内にあったもの。その後、紆余曲折を経て滋賀県長浜市に移っていた茶室を、実業家の持田謹也氏が買い取り、大正8年(1919)に持田の札幌の自宅へ移築された。その際に三分庵などの茶室が新たに加えられ、現在の姿に。昭和26年(1951)には札幌市へ寄付され、中島公園へと移された。
茶室には8個の窓が設けられ、「八窓庵」という名前もこれに由来。通常内部は公開していないが、古来の名園を参考に造園された日本庭園と合わせて、その趣ある建物外観を見学できる。
【投稿日】2015年09月15日(火)【投稿者】たびらい編集部